梯川の改修

 梯川の改修計画は、100年に一度の確率で発生する降雨(日雨量209mm)による洪水を基本高水流量と定め、これを上流ダム群で調節した後、図−1のように安全に日本海へ流すことを目的としています。

 改修方式については、現川拡幅案、放水路開削案等について、水理条件、並びに経済性・社会性を検討した結果、現川改修が最も適した方式であるとの結論となり、図−2に示すような「引き堤」方式によって川幅を拡げ、洪水を流す能力を増やし、安全に日本海へ流す計画としています。

計画流量配分図
図-1 計画流量配分図

横断面図
図-2 横断面図

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梯川改修の効果

 改修が進むことにより、洪水で氾濫する確率を下げる効果が発現します。

 また、梯川の下流平野部には、「潟」があるように低平地が多いため、洪水により梯川の水位が上昇すると浸水被害が発生しやすいという特徴がありますが、川幅を拡げれば、現状と同じ流量が流れても梯川の水位は低くなり、支川や排水路の流水も流れやすくなることから、小松市周辺の低平地全体の排水機能を増加させる大きな効果があります。

梯川縦断図

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