両側バイパス案 | 近接バイパス案(山側・海側) | ||
---|---|---|---|
まちづくり | ① 将来のまちづくりの可能性が広がる。また、減反等による遊休農地の利活用を行うチャンスが広がる。 | → | ① 同左 |
② 一体的なまちづくりが行える。但し、挟まれた土地において土地区画整理事業などの土地利用の確実な担保が必要である。 | → | ② 一体的なまちづくりが行える。土地区画整理事業などの土地利用の確実な担保は必要ない。 | |
自動車交通 | ① 生活交通と通過交通が分離され、走行性、安全性にすぐれる。但し、追い越し車線側にも沿道施設が立地して、追い越し車線側から施設への出入を行う事は危険であり、防止する方策が必要である。 | → | ① 生活交通と通過交通が分離され、走行性、安全性にすぐれる。沿道施設への出入は走行車線側で行われるため、安全性は高い。 |
② バイパスが一方通行道路と分からず、逆走する可能性がある。 | → | ② 通常と同じ対面通行となるため、逆走する心配はない。 | |
③ 現国道とバイパスの分合流部では、交通流が錯綜して、走行性や安全性が劣る。 | → | ③ 現国道とバイパスの分合流部をT字路交差点とすれば、安全性は問題ない。 | |
④ 交差道路では新たに交差点が2箇所増える。 | → | ④ 交差道路では新たに交差点が1箇所増える。 | |
歩行者・自転車 | ① 歩行者・自転車専用道路を、現国道とバイパスの間に整備する事により、快適な空間が創出される。但し、沿道に賑わいがないと利用者が少なく、防犯上問題がある。 | → | ① 車線沿いに緑地帯や歩道が整備され、さらに、沿道には商業・サービス施設が立地する事により、賑わいのある空間が創出される。 |
沿道利用 | ① バイパス沿道には新たに施設の立地が見られ、現国道沿道の施設との競合が生じる。このため、条例等により、バイパスの外側の新たな施設の立地を制限する。 | → | ① バイパス沿道には新たに施設の立地が見られ、現国道沿道の施設との競合が生じる。但し、両側バイパスと比較すれば、影響は押さえられる。 |
② 現国道とバイパスに挟まれた土地への出入は、両側から可能となる。但し、バイパスからの出入のためには、追い越し車線側に副道の設置が不可欠である。 | → | ② 現国道とバイパスに挟まれたと土地への出入は、両側から可能となる。出入は走行車線側からに成るため、副道の設置は不要である。 | |
地域ヘの影響 | ① 既存集落を分断するため、バイパス区間の再検討が必要である。 | → | ① 既存集落を分断しない。 |
② 農地を斜行する区間が長いため、バイパス区間の再検討が必要である。 | → | ② 農地を斜行する区間は最小限とする。 |
以上の検討結果から、両側バイパス案の代わりに、近接バイパス案をルート案に加える事とする。