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昆虫類
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キタガミトビケラ
【Limnocentropus insolitus】
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(トビケラ目キタガミトビケラ科)
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生態情報
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からだの特徴
からだの大きさが9〜12mm、はねを開いた時の幅が30〜35mmぐらいのトビケラです。からだの色は黒色、前ばねの色は褐色です。幼虫は15mmぐらいの大きさで色は褐色です。足は比較的長いです。
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すみ場所
本州・四国に分布しています。河川の上流にすんでいて幼虫は水の中で、成虫は陸上で生活しています。幼虫は流れが速く、石のある場所からみつかります。
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生活のようす
成虫は年1回、春〜夏にみられ、昼間は林の中をゆっくりと飛び、夜間には明かりに飛んできます。はっきりした生活のようすはわかりませんが、一般には成虫の寿命は短く、餌も食べません。幼虫は砂や落葉などをあつめた筒状の巣を造り、そこから長い柄を石にくっつけています。巣の中から上流から流れてくる水の中の小さな虫などを捕まえて食べます。
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参考
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河川の環境をみる時に指標となる虫で、ヘビトンボは「きれいな水」にすむ種類とされています。
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