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平成16年度 第2回魚沼自然塾 事前アンケート

1.むかしの川について
4)昔、川でしていたこと(生活面・防災面)などがあれば書いてください。
  • 一部を石を積みあげて泳ぐ場所をつくっていた。お盆に川原で石積みをした。夜半にアセチレン燈の灯りでカジカとりをした。(十日町市・男性)
  • 燃料が木材だった当時、大雨で大水が出ると流木が水流の関係で一ヶ所にうず巻き大人達はキケンをおかしてその流木を引上げ乾燥させて燃料として使用したものである。(守門村・男性)
  • くだもの、野菜等川で丸洗いし、ダイナミックに食べた。(トマト、キュウリ、すいか、ウリ)→部落ごとに担当を決め持ちよる。
    S44災で自宅(六日町寺尾)の池(5ヶ所)すべて大出水で流出する。
    S39新潟地震で上記自宅の池の水面が大波をおこし水面から鯉が土手にはね上がった。(六日町・男性)
  • おむつ洗い、魚取り、水泳(塩沢町・女性)
  • 木流し(災害時)、牛枠、木工沈床(塩沢町・女性)
  • おむつ洗い、魚取り、水泳(塩沢町・男性)
  • 洪水で決壊が始まると杉・雑木の生木を倒しこんで濁流の主流を替える(あをり木)。洪水の後、流木を拾って生活用燃料とした。砂・バラスも採収した(無断)。(塩沢町・男性)
  • 川の施設としてなつかしいものに ソダ堰、草堰があった。魚の住み家としても良かった。これからの工法に生かしてほしいものだ。(広神村・男性)
  • 生活面 秋には川に大勢が並んで野沢菜を洗い、秋大根、さといも、山くるみなど洗いました。防災面では川をせき止めで、防火用水でした。ほかに冬になると屋根の雪おろしをして、流雪溝に流します。(小出町・男性)
  • 生活・秋になると水車を廻し農作業(動力)に利用して居た。イモ車でサトイモを洗って居た。洗濯物をゆすいだりした(塩沢町・女性)
  • 魚野川から取り入れた水路が、枝分かれして各家庭の床下を通っていた。台所の床の一部に川に降りる石段を設けて、すべての生活がその川を中心に行われていた。食器洗い、米とぎ、風呂の水汲み等々。(塩沢町・女性)
  • 1.蛇かご(竹のかご、三角枠等で川堤き取水をし、
    2.逆に土堤防、空積堤防の崩壊ヶ所にムシロなど張り付け、防災した。
    3.木工沈床(木製)の石張り、水制枠の前蔓縛りで連ねた。(塩沢町・女性)
   
5)あなたの地域には災害に関係がありそうな地名や川に関する言い伝えなどがありますか?
  • 「上神字(かみかんじ)」「下神字]‥‥‥「欠地」と書いたといわれ、登川の氾濫によるものとされている。(塩沢町・男性)
  • S23年9月16日 私が20才の頃、砂押(古峯)の土手が切れて,私共の家の中は大水害。忘れる事の出来ない思い出です。家は破れ家具は流れ公民館に避難しました。(塩沢町・男性)
  • 六十間堤が現在形を残している(大正初期築堤)
    私の災害経験−昭和10,9,24、土樽から川口まで魚野川の橋の殆どが流失した。堤防決壊数ヶ所。
    昭和23.9.16.坪池橋の上隣が決壊、大沢川堤決壊、家屋流失数戸、田畑数十町歩が冠水被害を受けた。(塩沢町・男性)
  • 破間川の「道円塚」にまつわる伝説。昔、破間川の洪水を防ぐために道円という僧侶が人柱となり被害を防いだ。(広神村・男性)
  • 詳しいことはわかりませんが、佐梨川があばれで流れを変えていたらしく、現在住宅地や耕地になっているところが地図上では川になっています。(小出町・男性)
  • 昭和10年か11年の頃、魚野川と登川の出合で魚野川の土手が切れ、17号線の100m近くまで水が来まして、島新田には舟を出していました。(塩沢町・男性)
  • 川上の遠くの空が急に曇ったときは夕立がくる。一気に(花水)といって濁流が押し寄せてくるので、早く川から離れるように祖母にいわれていた。(六日町・女性)
  • わが家の裏山がS44年頃崩れ、住宅の壁に押し寄せた。以来、雨つづき、大雪の時は心配している。(六日町・女性)
  • 1.清津、中津は人盗り川(必ず何人か死んだ)アイオン台風の時は目の前で見た。
    2.川は頭(カシラ)で構うと罰が当たる。
    3.川にションベンするとヘノコが曲がる。
    4.川に布つけ草鞋で入ると戻れない。
    5.川に入るときは縄類は腰に巻け。
    6.川に入るときは川神様に許しを願え。
    7.川にゴミを流すと早死にする。
    8.川が臭ったら線香を(以下不明)(六日町・女性)
  • 私の親は私の子供のころ、川にまつわる苦労話をしてくれたが、今になってみると親身になって聞いておけば良かったのにと残念です。(十日町市・男性)
  • この間勉強させてもらった広神村のアブルマ川、まさに破間川で、アバレルと大きな石が、広神村の中島部落アタリでは、音をたててアバレタと母から聞いている。(小出町・男性)
  • 魚野川、大沢川(魚野川に近く、昔の台風時季は洪水をおそれて、臼を逆に立て、その上に畳や戸・障子を重ねた。米は二階へ(塩沢町・男性)
   
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