- 関川村片貝~金丸間の国道113号(対象区間)は県境部に位置し、災害や事故による通行止めの多発など様々な課題を抱えている区間です。
- 本アンケートは、対象区間の課題を解決するための道路計画の検討にあたり。皆様が日ごろ感じている道路交通の課題等について、ご意見をお聞きするために実施する調査です。
※ご意見は統計的に処理し、住所・氏名や個人の意見等が特定されることはございません。
※新潟山形南部連絡道路について、詳しくはこちらからご参照ください。
地域の課題
1信頼性の高い道路ネットワークの確保
⇒気象等による通行規制の影響により、主要幹線道路としての信頼性が低下
- 令和4年8月豪雨をはじめ、過去10年間に28回の通行規制が発生しています。
- 通行止め時は周辺に迂回路がないため広域な迂回が必要となります。
- 対象区間は豪雪地帯にあり積雪による速度低下が顕著です。
▲令和4年8月豪雨による被災状況
▲吹雪による視程障害の発生
2安全な交通環境の確保
⇒急カーブ区間等で事故が多発しており、安全性が低下
- 急カーブ区間や急勾配区間があり、交通事故発生リスクの高い箇所があります。
- 重大事故につながる正面衝突事故が多く死亡事故も発生しています。
▲国道113号の交通事故発生状況
▲国道113号の線形不良箇所
3安定的な物流ルートの確保
⇒通行止めによる広域迂回の発生等により、輸送に支障が発生
- 国道113号は新潟東港と山形県・宮城方面をつなぐ重要な物流ルートです。
- 通行止めの発生による広域迂回により、輸送の遅延等の影響が懸念されます。
▲新潟東港を起終点とする車両の行先
出典:ETC2.0プローブデータ
▲対象区間の通行規制履歴・迂回時間
出典:R3道路交通調査
4安定した救急搬送環境の確保
⇒迅速かつ安定した救急搬送が確保されていません
- 関川村の脳血管疾患の死亡率は新潟県内1位で、救急搬送時の揺れや振動等の少ない環境が求められます。
- 対象区間は急カーブ区間等があり、安定した搬送のため速度が出せない等の課題があります。
▲脳血管疾患による死亡率(R2)
出典:福祉保健年報(新潟県)
5観光振興の支援
⇒通行止め等により、周遊観光等の地域間の移動に支障が発生
- 新潟空港の国際線が令和5年1月に再開され、国道113号を利用した新潟県・山形県を周遊するインバウンドツアーの再開が期待されています。
- 一方で、国道113号は通行止めのリスク等が存在し、周遊ツアー等の広域観光を支える路線として安定性に課題があります。
▲新潟空港を起点としたインバウンド観光