新潟市周辺地域と、米沢市周辺地域を相互につなぎ、日本海沿岸東北自動車道、東北中央自動車道、山形自動車道などの高速道路と併せてネットワークを形成し、「観光地の活性化」、「高度医療の支援」、「アクセスの向上」を支援することを目的に計画されています。

国道113号は沿線地域にとって重要な生活道路であり、また、新潟~山形・仙台間の県境部を結ぶ唯一の幹線道路です。
しかし、沿道には災害発生の危険が高い箇所(防災点検箇所)が多く、 過去に何度も通行止めを経験しており、通行止め時は地域の孤立や大幅な迂回を強いられます。
新潟山形南部連絡道路が整備されることで、災害による寸断の恐れがない道路ネットワークの形成が期待されます。
道路冠水による通行止め
(H23年6月)
地すべりによる通行止め
(S59年4月)
出典:ETC2.0プローブデータ(H29.10)
沿線に立地する山形県南地域唯一の高次医療施設や、新潟県阿賀北の第三次救急医療機関への円滑な救急搬送が可能な幹線道路にします。
国道113号の県境付近の山間地域は急カーブ・急勾配が多いため急ブレーキが多発しており、さらに冬期間は積雪の影響により、立ち往生の危険性がある等、ドライバーヘの負担が大きい区間です。
新潟山形南部連絡道路の整備により、走行しにくい環境が改善されることで、 安全で安心して走行できる環境の確保が期待されます。
新潟山形南部連絡道路が整備されることで、 災害による寸断の恐れがない道路ネットワークの形成が期待されます。
急カーブ区間(H29年7月)
冬期の立ち往生車両(H29年1月)
通行規制を伴う運搬作業
雪崩による通行止め
国道113号は大型車誘導区間に指定されるなど、物流の基幹軸となる重要な道路です。
道路を利用する車両の約4割は大型車であり、新潟県・山形県の近隣地域だけでなく、近畿・東海· 仙台等の広域の物流を支える役割を担っています。
新潟山形南部連絡道路が整備されることで、走行性の改善や所要時間の短縮など、物流の効率化が促されるとともに、通行止めなどによる物資輸送の遅延などが起きない、安定した物流経路の確保が期待されます。
※大型車誘導区間:大型車の通行を望ましい経路に誘導するために指定された区間
使用データ:商用車プローブデータ
隣県との共同誘客事業や、冬の魅力を活かしたインバウンド観光を推進するため、小国道路の整備により、広域観光連携を支える幹線道路ネットワークを強化し、新たな観光ルートの開発なとを支援します。
上杉雪灯篭まつり
出典:山形県HP
烏帽子山公園
出典:山形県HP
関川村の大したもん蛇まつり
出典:関川村役場