横川ダム本体の諸元

横川ダム

横川ダム

横川ダムが建設された荒川左支川横川は、飯豊山塊から北東へ伸びる山並に連なる地蔵岳(標高1,539m)、大丸森山(標高1,502m)、鍋越山(標高 1,269m)などの山々を水源とし、小国市街の下流にて荒川に合流する流域面積288km2、流路延長36.1kmの河川です。

横川ダムは、山形県西置賜郡小国町大字網木箱ノ口地先に、高さ72.5m、堤頂長280mの規模で築造され、総貯水容量24,600,000m3の貯水池を設けます。目的としては、ダム地点の計画高水流量880m3/sを310m3/sに調節し、下流の横川沿岸及び荒川本川沿岸の洪水被害の軽減を図り、更にダムからの放流によって下流の既得用水の補給等流水の正常な機能の維持と増進を図るものです。また、利水の面では小国町に対して新たに工業用水として1日7,000m3を供給します。

さらにダムによる落差を利用して新設される水力発電所において最大出力6,300kwの発電を行います。

ダムサイトの地質は流紋岩質熔凝灰岩からなっています。ダム形式は重力式コンクリートダムです。

位置 山形県西置賜郡小国町大字綱木箱口
形式 重力式コンクリートダム
堤高 72.5m
堤頂長 約280.0m
堤頂幅 6.5m
堤体積 約24万m3
基盤地質 熔結凝灰岩
ダム平面図
越流部標準断面図
上流面図
下流面図

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