「飛泉寺の大銀杏」は、2007年(平成19年)11月22日から同年12月15日までの24日間で、水平距離95m、鉛直高さ約9mを移動させ、現在の場所に移植しました。
移植準備前のイチョウ
移動完了後
工事経過
10月より移植の際に根を乾燥させたり細根を傷めたりしないよう、根の周りの土ごと移植するために『根鉢』の製作を行いました。下巻き・本巻き(写真1、2)を完了させ根鉢が完成すると今度は、架台製作(写真3、4)に入りました。架台は、根鉢とイチョウの全重量を支え、レール上を移動できるようにするために鋼材を組んで製作しました。移動は、11月22日より開始し、階段状に成形した移動路の段差部分はジャッキアップ(写真5)し、水平部分は、レール上を立曳き(写真6)により移動しました。12月15日までの24 日間で移植地まで到達しました。
1. 寝巻き下巻き
2. 根鉢完成
3. 主桁設置完了
4. 架台設置完了
5. 2段目ジャッキアップ
6. 2段目立曳き