検討委員会設立趣旨書

 従来、ダムは治水、利水等主に下流地域の国土保全や国民生活の安定、産業経済の発展のために利用されてきましたが、21世紀においては、これらに加え地域活性化の核として機能することが期待されます。

 「水源地域ビジョン」は、ダムを活かした水源地域の自立的・持続的な活性化とバランスのとれた流域の発展を目的として、全国の国土交通省所管の直轄ダム及び水資源開発機構ダムで平成13年度から策定が開始されました。このたび平成15年度より「大石ダム水源地域ビジョン」を策定するため、基本方針・施策・体制等を検討するにあたり、関係行政機関、住民、学識者、関係団体、ダム管理者による「大石ダム水源地域ビジョン検討委員会」を設置するものです。

 大石ダム及び水源地域はすぐれた自然、文化、観光資源等を有しています。本委員会では、これらの地域資源を有効に活用し、地域振興及び、流域内の連携と交流を促進するための基本方針を示し、ソフト対策に重点をおき検討を行っていきます。具体的な内容としては、?連携によるソフト対策・ハード整備、?水を軸とした地域間交流の促進、?地場産業の振興、?豊かな自然、文化の提供等が考えられます。また、水源地域ビジョン具体化に向けた役割分担・連携・協力の方法、活性化に必要な事項等ついても検討を行います。

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