パレット通信

2012年05月02日
【小矢部出張所たより】▼ 祝 薮波川排水樋門の通水式(暫定)挙行 ▼

通水式の様子

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石田会長様のご祝辞

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石田会長様と小矢部出張所長によるゲート開放ボタン操作

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平成24年5月2日(水)9:00〜9:30にかけて、薮波川の流れを新しく完成している薮波川排水樋門を通して渋江川に流す通水式(暫定)が挙行されました。
通水式には、石田薮波川改修促進期成同盟会会長様、高瀬小矢部土木事務所所長代理様、野澤小矢部市産業建設部長様をはじめとする総勢17名の関係者が出席しました。
まず始めに、主催者を代表して石川富山河川国道事務所副所長が挨拶を述べ、続いて、地元を代表して石田薮波川改修促進期成同盟会会長様が祝辞を述べられました。また、薮波川改修を担当する高瀬小矢部土木事務所所長代理様からは、薮波川改修の工事経過について報告が行われました。
その後、薮波川排水樋門ゲートを開放するための操作ボタンを石田会長様と伏木小矢部出張所長が押し、薮波川排水樋門への通水が始まりました。
最後に、通水を記念し、出席者全員が薮波川排水樋門の管理橋に並んで記念撮影を行い、通水式を滞り無く終了しました。通水式出席者による記念撮影
【暫定通水にあたって】 小矢部川水系渋江川の支川薮波川は、富山県が沿川の浸水被害軽減対策として昭和54年度から計画的に改修を進めてきました。 そうしたなか、渋江川合流点付近の下流区間等が未整備のために、平成10年8月5〜7日にかけての梅雨前線出水により、薮波川沿川において床下浸水27戸、浸水面積51.2haの浸水被害が発生しています。 このため、沿川の浸水被害軽減を目的として、富山県が実施している薮波川改修と国が渋江川で実施する薮波川の合流点処理について、平成21年度から調整を図りながら工事を進め、5月2日、新しく出来上がっている薮波川排水樋門を通して薮波川を渋江川に暫定通水できる運びとなりました。 現在、薮波川排水樋門の呑口側において急ピッチで県の取付護岸工事が実施されており、今年の7月末には完全通水が完了する予定です。 これにより、薮波川が渋江川に合流する地点で排水できる流量が10㎥/sから42㎥/sに飛躍的に増え、薮波川沿川で発生していた浸水被害の軽減が実現されます。 富山県が薮波川改修事業を開始してから33年もの長い月日を経て、ようやく全体事業の完成に近づいています。 沿川住民の皆様の事業へのご理解とご協力に感謝を申し上げますとともに、事業に携わって来られた皆様のご苦労に敬意を表します。