平成25年3月16日(土)・23日(土)の二度にわたり地元の方を対象に、坂又川合流点処理工事の見学会を開催しました。
※3月16日(土)10:00〜11:00:石王丸地区代表者10名
※3月23日(土)10:00〜11:00:石王丸・岡地区地元住民20名
見学会当日は、小矢部出張所長より坂又川合流点処理事業実施の経緯、新設された坂又川排水樋門並びに工事内容の説明を行い、その後、完成間近の施設を確認して頂くとともに、樋門上屋内でゲートの開け閉めを実際に体験して頂きました。
参加された皆さんは、まず様変わりした小矢部川と坂又川の合流点状況に驚かれ、その後、小矢部川が洪水になっても坂又川への逆流を防止してくれる坂又川排水樋門の施設を興味深く見学されていました。
昨年5月のGW明けに工事に着手し、施工ボリュームが多いなか、11箇月で全ての施工内容を完了することができたのは、地元の皆さまの事業に対するご理解・ご協力を頂いたこと、土木工事並びにゲート設備工事を担当して頂いた受注者の方々の並々ならぬご尽力の賜であり深く感謝申し上げます。
【事業概要】
小矢部川河口から約23km地点で合流する坂又川は、平成3年6月に梅雨前線出水により氾濫して坂又川沿川に甚大な被害を及ぼしました。
このため、富山県は平成8年度から13度年にかけて坂又川の改修工事を行い、坂又川の計画高水流量に見合った河道を整備し、坂又川の洪水による浸水被害の軽減を図りました。
しかし、平成20年7月28日に発生した梅雨前線に伴う小矢部川上流域での局地的集中豪雨により小矢部川が大洪水となり、坂又川を逆流して水田が湛水する被害が発生しまた。そこで、国交省では、小矢部川が洪水となった場合でも坂又川に逆流して浸水被害が発生しないようにするため「坂又川合流点処理事業」に平成21年度から着手しました。
そして、沿川住民の皆さまの事業に対するご理解とご協力のもと平成24年5月に工事に着手し、平成25年3月に坂又川合流点処理事業が完了する運びとなりました。