参 考
 
鉱さい
 鉄、ニッケル、クロムなどの鉱物を精錬する際に生じた目的成分以外の溶融 物質が固まったものです。
 
築堤
 土を盛り同時に締め固め、堤防を造ることです。
 
樋門(樋管)
 堤内地(堤防を境にして、民家側。堤外地は川側。)の雨水や水田の水などが川や水路を流れ、より大きな川に合流する場合、合流する川の水位が洪水で高くなった時に、その水位が堤内地側に逆流しないように設ける構造物です。
一般的な樋門(樋管)は、堤防を横断するコンクリートまたは鋼製の暗渠と 川側に設ける鋼製のゲートで出来ています。
 
六価クロム
 クロムは地殻区中に100mg/L程度含まれ、重金属の中では鉄、マンガンについで多い物質ですが、大部分は不溶性の形で存在するので自然水中に含まれることはまれです。
水中のクロムは通常三価クロムと六価クロムの形で存在しますが、特に六価クロムは毒性が強いため、有害物として厳しく規制されます。
六価クロムの毒性は主にその強い酸化力によるもので、胃腸炎や腎炎、皮膚炎、潰瘍、鼻中隔穿孔、肺がん等を引き起こします。ただし、クロムという元素自体は生物にとって必要な物質で、不足しても健康障害が起こります。
 
ふっ素
 水中のふっ素は、工場排水等の流入によるもののほか、流域の地質に起因するものがあります。とくにホタル石、花崗岩、ケイ石等は主成分としてふっ素を含み、温泉地帯の地下水や河川水にかなり高濃度のふっ素が含まれている ことがあります。
ふっ素による慢性中毒は、1.5mg/L以上の濃度の水を飲料水として長時間摂取すると、斑状菌(歯のほうろう質に白黒様の斑点が生じ、更に色素が沈着して暗褐色になる病気)が生じ、更に摂取量が多いと骨硬化症とその他の障害が起こるとされています。
しかし、1mg/L以下程度の濃度であれば害はなく、むしろ虫歯の予防に効果があるとされ、水道水中にふっ素を添加する試みが行われたこともあります。
急性中毒は、事故、自殺等ふっ素を大量に摂取した場合に限られ、致死量は1人あたり2.5〜5gとされています。
 
坂路
 堤防へ上ったり下りたりする時に使用する坂道です。
 
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