深さ60mまで広がる軟弱な地盤

○上越三和道路は、関川・保倉川等の河川氾濫原地帯にあるため、深さ約60mにわたって軟弱地盤が分布しています。
○地質は柔らかい粘土を主体として、砂や石等が間にはさまった層状の地層になっています。

盛土部での施工(問題と対策)

【問題点】❶寺IC~三和IC間は、軟弱層が地表面から約60mの深さで分布し、道路構築による道路本線の沈下、周辺地盤の変状等が問題となる地域です。
【問題点】❷軟弱地盤上の盛土では、土の重さによる沈下やそれに伴う周辺地盤の変形などの問題があります。
【対策】対策として、地盤改良や繊維ネットで沈下を抑えたり、計画的に沈下を起こして地盤を締め固めます。

 
 

工法を組み合わせることで、盛土部の沈下や変状を抑制します。

橋梁部での施工(問題と対策)

【問題点】橋梁では、橋台背面の土の重さにより軟弱地盤が流動し、橋台が移動する現象が起こります。
【対策】対策として、土の代わりに軽量な発泡スチロールを用いることで、重さを軽減
し地盤の流動を防ぎます。

 

上越三和道路では、全般的に軟弱層が厚く、支持層(硬い層)より下まで杭基礎を施工しなければならないため、1本が約50mの長い杭となります。

 
 

ICT活用工事について

○ICT活用工事とは、測量から納品まで一連の建設生産プロセスにおいてICT(情報通信技術)を活用する工事です。
○ICT活用工事では3次元データを基盤としており、ドローンやICT建設機械などの機器を使用して施工します。
○本工事では、路体盛土(サーチャージ盛土)においてICTを導入することで、業務の省力化や品質・生産性の向上を図ります。

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