掲載日:2018年3月1日

~関川での迅速な災害対応のため、活動拠点としての機能を強化~

上越市本城町にあった高田出張所が同市藤巻に移転し、開所式が行われました。

 高田出張所は一級河川関川(河口から別所川合流点の間 延長12.2㎞)、支川保倉川(関川合流点~上流1.6㎞の間)の改修工事及び維持管理に関する業務を担当しており、河川行政相談窓口となっています。
 同出張所の旧庁舎は、高田公園ソフトボール球場跡地の隣にありましたが、市が進めている公園整備事業の範囲に含まれているほか、昭和44年に新築後、47年が経過し老朽化が著しいことから、平成28年度より高田出張所新営工事に着手し、このたび工事が完成し、2月26日に新庁に移転しました。

 当日には、開所式が開かれ、村下剛事務所長が高田出張所の職員を前に、洪水から地域を守る場所として地域から期待・信頼されていると話しました。
 移転先の上越市藤巻地先(関川左岸5.4k堤防脇)は、高田河川国道事務所が管理する関川の長さ約12kmの中間点にあたり、洪水などで上流や下流に向かう場合、素早く対応出来るようになりました。また、執務室からは関川中流が一望でき、危険をリアルタイムで察知し、水害に対する機動力を高めることができます。
 高田出張所では、これまで関川の水位や状況を定点カメラの映像で確認していました。今後はこれに加え、職員が自らの目で関川の状態を確認し、管理にあたります。