掲載日:2016年7月14日

上越市立稲田小学校4年生の皆さんと一緒に
関川水生生物調査を実施しました

平成28年7月11日(火)8:45~11:45に上越市立稲田小学校4年生の皆さん(生徒71名、先生2名)と一緒に関川水生生物調査を実施しました。
調査に入る前には、「水難事故」や平成7年に発生した「7.11水害」についての講義を行い、水難事故に遭わないための注意点や、洪水への備えについて学んでもらいました。
調査は8班に分かれて実施しました。関川の流速や河川水の透視度、パックテスト(簡易検査)を使ってpH・CODを調べたほか、生息する水生生物の種類と、その生物の好む水質から水のきれいさを判定しました。
調査結果ですが、透視度やCODは、班によって水をくむ場所(水の流れの速い場所や川底など)が異なったためか結果にばらつきがありましたが、水生生物は、きれいな水を好むヒラタカゲロウをはじめとするカゲロウ類やトビケラ類が多く採集され、普段の関川の河川水がきれいであることが分かりました。

講座風景
講座風景
水質調査(透視度計測)の様子
水生生物調査の様子

●実施内容:平成28年7月11日(月) 8:45~11:45

講座(20分): 水難事故の説明、「映像:姫川を守り地域を守る」の視聴
・水難事故に遭わないための注意点について学習したほか、平成7年に関川で発生した
7.11水害の映像などから洪水への備えについて学習しました
体験(90分): 水質調査、水生生物調査
・流速計測、透視度計測、簡易検査キット(パックテスト)を用いてpH、CODを調べました。 また、捕まえた水生生物の種類と好む水質から水のきれいさを判定しました。
・調査は8班に分かれて実施し、体験の最後には班ごとに調査結果を発表しました。
●当日の様子
講座の様子(1)

水難事故に遭わないための注意点について学習しました。

講座の様子(2)

7.11水害当時の映像から、洪水への備えについて学習しました。

流速計測の様子

ピンポン玉が5mの距離を流れる時間をストップウォッチで計測しました。

透視度計測の様子

河川水を入れた透視度計を上からのぞき、水の濁り具合を調べました。

パックテストの様子

簡易検査キットを用いて、河川水の水質を調べました。

水生生物調査の様子(1)

タモ網やびくを使って生き物を採集しました。

水生生物調査の様子(2)

見本下敷きを使って採集した生き物から、水のきれいさを判定しました。

採集した水生生物

カゲロウ類やトビケラ類、モクズガニなど

調査結果発表の様子

きれいな水を好むカゲロウ類やトビケラ類が多くいました。