糸魚川市立大野小学校4年生の皆さんと一緒に
姫川水生生物調査を実施しました
平成28年7月5日(火)8:45~11:35に糸魚川市立大野小学校4年生の皆さん(生徒7名、先生1名)と一緒に姫川水生生物調査を実施しました。
調査に入る前には、平成7年に発生した「7.11水害」や「水難事故」についての講義を行い、洪水への備えや、水難事故に遭わないための注意点について学んでもらいました。
また、当日は、前日の雨により姫川の水位が高かったため、大野地先での調査を中止し、現地より河川水と水生生物を学校へ運んで調査することとしました。
調査では、姫川の河川水の透視度や、パックテスト(簡易検査)を使ってpH・CODを調べたほか、生息する水生生物の種類と、その生物の好む水質から水のきれいさを判定しました。
調査結果ですが、当日の姫川は、雨の影響で濁っていたため、透視度やCODは、少し悪い結果となりましたが、生息する水生生物は、きれいな水を好む種類が多く、普段の姫川の河川水がきれいであることが分かりました。
調査後には、濁っている姫川の様子や、寺島地先の姫川ふれあい石公園に展示してある護岸ブロックを見学しました。生徒たちは、普段と違う姫川の様子や、姫川の堤防を守っている護岸ブロックの大きさに驚いた様子でした。
●実施内容:平成28年7月5日(火) 8:45~11:35
講座(20分): | 「映像:姫川を守り地域を守る」の視聴、水難事故の説明 ・平成7年に姫川で発生した7.11水害の映像などから洪水への備えについて学習したほか、水難事故に遭わないための注意点について学習しました。 |
体験(90分): | 水質調査、水生生物調査 ・当日は姫川の水位が高かったため、姫川の水と生物を学校へ運び調査しました。 ・透視度計測、簡易検査キット(パックテスト)を用いてpH、CODを調べました。また水生生物の種類と、好む水質から水のきれいさを判定しました。 |
見学(60分): | 濁っている姫川の見学、護岸ブロックの見学 ・調査後は、雨天後の濁っている姫川の様子や、姫川ふれあい石公園に展示してある護岸ブロックを見学しました。 |
●活動の様子
皆さん講座を真剣に聞いています。7.11水害当時の映像を見て驚いています。
透視度計を使って透視度を調べています。雨の影響で少し濁っていました。
簡易検査を用いて水質を調べます。これは、色見本を用いて検査結果を判定している様子です。
見本下敷きを使って、姫川に生息する生物の種類と、好む水質から水のきれいさを判定しました。
雨天後の姫川の様子を見学しました。普段とは違って濁っている様子に驚いています。
姫川ふれあい石公園に展示してある護岸ブロックを見学し、その役割を学びました。