建設現場の魅力・建設業への理解深める
~高田農業高校、上越総合技術高校で仕事講座を開催~
上越地域の建設業の担い手となる、高田農業高校、上越総合技術高校の建設系学科の生徒を対象とした講座が12月8日、高田農業高校、同16日、上越総合技術高校で開かれた。
講座では、県建設協会上越支部青年部、高田河川国道事務所、上越地域整備部の若手技術者、建設会社若手社員らがもの作りの喜び、災害復旧支援で感謝され大きな達成感を受けたことなど熱く語りました。
高田農業高校では、農業土木課選択者39名、上越総合技術高校では、環境土木科、建築・デザイン科63名が、現場技術者の話を興味深く聞きました。
もの作りの苦労、災害復旧支援の感謝にやりがい
上越市内の建設会社で耐震補強工事を担当する女性技術者、消雪パイプ、消雪井戸工事に携わる女性技術者、下水道管新設工事現場の若手監督、上越地域整備部からは平成22年3月の板倉区国川地滑り復旧工事、高田河川国道事務所からは、9月の関東・東北豪雨災害時に宮城県大崎市で、緊急災害対策派遣隊(テックフォース)として排水活動にあたった皆さんが体験談を話しました。
緊急災害対策派遣隊で出動した田中さんは、「大崎市の排水支援活動により、その後収穫されたお米が全て1等米だったとの報道を聞き、うれしさと大きな達成感を得られた。」と訴えました。
除雪、災害復旧 なくてはならない建設産業
県建設協会上越支部の方からは、「道路や水道といったみんながいつも接している“あたりまえ”を造っているのが建設産業。
除雪、災害発生時の緊急対応など地域のホームドクターとも呼ばれ、幅広く活躍し、なくてはならない産業であると、熱心に説明されました。
話を聞いた両校の生徒さんからは、「生活の中に大きく建設業が関わっていること。」「女性が現場代理人として活躍していたり、地域のイベントにも関わっていたりする建設産業に興味を深めた。」「自分に合った建設の仕事を見つけたい。」と、建設の仕事内容ややりがいを感じ取っていただいたようです。