信濃川水系での治水事業の歴史についてご紹介します。
 
鳥屋野潟排水機場 年代:2003(平成15)年
場所:新潟市
信濃川下流

 1998(平成10)年8月、かつてない規模の豪雨が新潟を襲い、通船川および鳥屋野潟流域に多くの被害を及ぼした。そのため、この地域に河川劇甚災害対策特別緊急事業が採択され、鳥屋野排水機場を建設することになった。新設の鳥屋野潟排水機場は、鳥屋野潟流域の内水排除を目的としており、排水規模は既設の親松排水機場と合わせて毎秒100m3、将来的には毎秒180m3が計画されている。この鳥屋野潟排水機場の制御設備等は2003(平成15)年度に完成した。

鳥屋野潟排水機場(右)全景写真
(左は既設の親松排水機場(新潟県))

鳥屋野潟の排水ポンプを増強したことにより、床上浸水及び越水などによる被害の軽減が図られる。
H10.8.4水害の浸水被害状況
整備後の浸水想定図
(鳥屋野潟排水機場の概要より)