信濃川水系での治水事業の歴史についてご紹介します。
 
大河津分水洗堰 年代:2002(平成14)年
場所:新潟県西蒲原郡分水町
信濃川

 1922(大正11)年に完成した洗堰は老朽化が進み、安全性が危ぶまれていた。そこで1992(平成4)年に全面改築に着手し、2000(平成12)年に通水をした。新しい洗堰は周辺の景観との調和に配慮して、表面には自然石を張るなど自然との一体化を図っている。また、主ゲート等に新技術を採用し、高さを抑えたスマートなデザインにしている。両岸の魚道には合計4カ所の魚道観察室を設置し、魚道を通る魚の生態を観察することができるようになっている。

魚道
魚道観察室
(信濃川河川事務所パンフレットより)