信濃川水系での治水事業の歴史についてご紹介します。
 
釜ヶ島、浦堤防工事 年代:1946(昭和21)年〜1966(昭和41)年
場所:三島郡来迎寺村浦と古志郡石津村釜ヶ島(現越路町)
信濃川

 当該集落は信濃川の河中にあって、集落の表も裏も川が流れており、文字どおり流れに取り囲まれている箇所である。そのため、信濃川の改修事業が進むまでは輪中堤方式のごく小規模な自衛堤で辛うじて災害を防いでいた。本工事は改修計画に基づいて、1946(昭和21)年度より継続事業として21年間の長期にわたって工事が続けられた。このため、工法や施工方法が逐次変化しているのが工事の特徴となっている。

釜ケ島の集落・国道351号の路上から見た風景である。右の地図は1911(明治44)年当時の陸地測量部が実測した5万分の1図の一部である。人々のたゆまぬ努力が実って今は、緑の稲田の中にある。
(信濃川河川事務所ホームページより)