| (１) |
緊急復旧工事の支援
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信濃川右支川野辺川は、小千谷市浦柄地先の山腹土砂崩落により河道が閉塞された。河川の仮回し等の緊急対策工事を支援するため、新潟県からの要請により、北陸地方整備局は照明車を３台貸与した。
貸与期間は10月26日(火)から11月６日（土）の12日間。
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| (２) |
行方不明者の救出に係る支援
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長岡市妙見地先の土砂崩落に巻き込まれた母子３名の救出に遠隔操縦式バックホウや衛星通信車等を派遣した。詳細は、第３章第７節に記載。
派遣期間は、10月27日（水）から11月８日（月）の13日間。
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| (３) |
災害現地画像の配信
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芋川の河道閉塞に伴う下流域の住民の安全確保を図るため、河道閉塞箇所や芋川下流域の主要地点の現地映像を地元堀之内町役場や新潟県小出振興局等へ配信した。
当初はKu-SATの活用により６機関へ配信したが、その後、安定した映像配信を行うために光ケーブルに切り替えて配信した。以降、３機関に対して映像配信を継続して行っている。
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| 表3-9-1 現地画像の配信状況 |
| 現地の映像箇所 |
Ku-SATによる映像配信 |
光ケーブルによる映像配信 |
(1)東竹沢（河道閉塞箇所）
(2)小芋川大橋 |
10月30日から11月12日までに順次配信開始。
光ケーブルによる切り替えまで配信を実施。
映像配信先
・新潟県土木部
・新潟県小出振興局
・新潟県長岡振興局
・新潟県小千谷維持管理分室
・堀之内町役場
・川口町役場 |
12月30日までに光ケーブルに切り替えて順次配信開始。
映像配信先
・新潟県土木部
・新潟県小出振興局
・堀之内町役場 |
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| 図3-9-1 地震災害映像・通話伝送イメージ図（平成16年新潟県中越地震：H16.12.21時点） |
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| (４) |
避難生活への支援
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１）避難所の照明及び電源提供
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避難住民の民生の安定を図るため、小千谷市内の避難所へ照明車を５台派遣した。当初は関東地整の照明車を派遣したが、復旧工事の進捗に伴い、北陸地整の照明車と入れ替えを行った。屋外に設置された仮設トイレの夜間照明、避難所での携帯電話充電用の電源供給等に資した。 |
| 表3-9-2 照明車の小千谷市への派遣内訳 |
| 派遣箇所 |
派遣期間 |
配備元 |
| グリーンヒル白山 |
H16.10.25〜H16.11. 6 |
利根川上流河川事務所 |
| 小千谷小学校 |
H16.10.25〜H16.11.25 |
宇都宮国道事務所 |
| 小千谷中学校 |
H16.10.25〜H16.12.10 |
高崎河川国道事務所（新潟防災センター） |
| 総合体育館 |
H16.10.25〜H16.12.22 |
関東技術事務所（富山防災センター） |
| 千田中学校 |
H16.10.25〜H16.11.25 |
関東技術事務所 |
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| 写真3-9-1 |
| 照明車による避難所での夜間照明 |
| （小千谷市） |
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| 写真3-9-2 |
| 照明車の発電機から避難所に電源供給 |
| （小千谷市） |
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２）生活用水の供給
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近畿地方整備局から派遣された造水車（４t 車ベース、30 t /日の造水能力）を、生活用水の確保に困っていた栃尾市に派遣した。飲料水としての検査許可に４日間必要なため、当初は洗濯用水として使用し、許可の後、飲料水として使用した。西谷生活改善センター付近の沢水を取水し、約100世帯を対象に配水した。
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| 表3-9-3 造水車の栃尾市への派遣内訳 |
| 派遣箇所 |
派遣期間 |
配備元 |
| 栃尾市西谷地先 |
H16.10.26〜H16.10.29 |
近畿地整 |
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３）避難所のトイレ対策
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阪神大震災の教訓から、多くの地域住民が避難している避難所ではトイレが不足していることを確認できたため、このことについて新潟県災害対策本部に連絡するとともに関係団体に対して簡易トイレの設置について協力要請を行った。
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| 写真3-9-3 造水車による生活用水供給（栃尾市） |
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| 表3-9-4 避難所に設置した簡易トイレ |
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設置数 |
設置した避難所の市町 |
備 考 |
| （社）日本土木工業協会北陸支部 |
244 |
栃尾市、長岡市、越路町、小千谷市、川口町、十日町市 |
H16.10.25から10.29までに設置完了 |
| （社）日本道路建設業協会北陸支部 |
600 |
| （社）プレストレスト・コンクリート建設業協会北陸支部 |
50 |
| 合 計 |
894 |
６ 市町 |
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| (５) |
雪対策への支援
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１）生活道路の円滑な交通の確保
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被災地は国内有数の豪雪地帯であり、被災により応急復旧した路面の強度不足が生じる等、従前の大型機械等による除雪が困難となった地域が多いため、新潟県から被災市町村への事前調査を経て、小型の除雪機械11台を支援した。
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| 表3-9-5 除雪車の派遣内訳 |
| 自治体 |
派遣した機械 |
台数 |
派遣期間 |
配備元 |
| 小千谷市 |
小型除雪車（1.3m級、80ps級）
小型除雪機（20ps級）
トラクタショベル（0.6m3級車輪式） |
2
1
1 |
H16.12.22〜H17. 3 .31 |
新潟防災センター
富山防災センター
金沢河川国道
新潟国道 |
| 長岡市 |
小型除雪車（1.3m級、80ps級）
小型除雪機（20ps級）
小型除雪機（14ps級） |
1
2
1 |
H16.12.22〜H17. 3 .31 |
東北技術
新潟国道
富山河川国道
金沢河川国道 |
| 川口町 |
除雪ドーザ（11 t 級）
小型除雪機（20ps級） |
1
2 |
H16.12.22〜H17. 4 .14 |
富山防災センター
金沢河川国道 |
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| 写真3-9-4 被災した団地の除雪作業 |
| （長岡市） |
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| 写真3-9-5 派遣した除雪車の鍵の引渡し |
| （小千谷市） |
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２）仮設住宅周辺の雪対策
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被災した住民が生活する仮設住宅周辺の排雪作業に建設機械が必要なため、北陸地方整備局は（社）日本建設機械化協会北陸支部に対して支援要請を行い、協会は次の機械11台を貸与した。
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| 表3-9-6 除雪車の派遣（（社）日本建設機械化協会北陸支部へ要請分）内訳 |
| 自治体 |
派遣した機械 |
台数 |
派遣期間 |
| 長岡市 |
ホイールローダ（0.4m3級） |
4 |
H16.12.17〜H17. 3 .31 |
| 川口町 |
ホイールローダ（1.3m3級）
ホイールローダ（0.5m3級） |
3
2 |
H16.12.21〜H17. 3 .31 |
| 小千谷市 |
小型除雪車（28PS） |
1 |
H17.2.10〜H17.3.31 |
| 山古志村 |
小型除雪車（28PS） |
1 |
H17.2.10〜H17.3.31 |
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３）被災住宅の雪下ろし支援
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小千谷市と山古志村の避難地域では、地震で傷んだ家屋が雪の重みで倒壊することが懸念されたことから、民家の雪下ろし等を支援するため、雪上車３台を支援した。雪上車は乗車定員6〜10人で、屋根雪下ろしの除雪隊の派遣等に使用された。
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| 表3-9-7 雪上車の派遣内訳 |
| 自治体 |
派遣した機械 |
台数 |
派遣期間 |
配備元 |
| 小千谷市 |
水陸両用車（覆帯式） |
1 |
H17. 1 .31〜H17. 4 .20 |
北海道開発局 |
| 山古志村 |
特殊調査車（水陸両用型、覆帯式）
水陸両用車（覆帯式） |
1
1 |
H17. 1 .31〜H17. 3 .31 |
利根川河川事務所
淀川河川事務所 |
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| 写真3-9-6 屋根雪下ろしに使用中の雪上車 |
| （山古志村） |
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| 写真3-9-7 派遣した雪上車の引渡し |
| （小千谷市） |
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