吉田バイパス

計画の意義

 国道116号は、柏崎市と新潟市とを結ぶ主要幹線道路であり、国道8号を補完するとともに日本海沿岸諸都市の地域経済社会を支える基盤施設として、大きな役割を果たしています。燕市においては、市内を横断する国道289号と連携して幹線道路網を形成し、地域の社会・経済活動を支える路線となっています。

 しかしながら、当該区間(燕市熊森から新潟市西蒲区高橋間)では、交差点の連担や沿道の出入り交通により、日中を通して速度の低下や渋滞が発生しており、渋滞に起因した追突事故が多発しています。また、当該区間は物流を担う大型車の交通量が非常に多く、交通騒音等の生活環境に与える影響も問題となっています。

 吉田バイパスの整備により、当該区間の慢性的な渋滞緩和や安全な走行環境を確保するとともに、全国有数である金属加工産業といった地域の産業活動を支援します。

渋滞状況1

吉田病院脇交差点付近の渋滞状況

渋滞状況2

西太田交差点付近の渋滞状況

事業の概要

路線名 一般国道116号 吉田バイパス
起終点 起点 燕市熊森
終点 新潟市西蒲区高橋
延長 L=11.5km
車線数 バイパス部:2車線
現道拡幅部:4車線
標準幅員 バイパス部:
 W=14.25m(2.5+3.5+2.25+3.5+2.5)
現道拡幅部:
 W=25.25m(2.5+2.0+7.0+2.25+7.0+2.0+2.5)
構造規格 第3種第1級
設計速度 V=80km/h
事業経緯
令和元年12月24日
都市計画決定
令和2年度
事業化

標準断面図(単位:m)

標準断面図

平面図

吉田バイパス平面図

整備により期待される効果

効果1 走行時問の短縮
バイパス整備により、当該区間を通過する交通は、市街地部における渋滞箇所を回避することができ、走行時間の短縮が見込まれます。
効果2 通過交通転換による現道環境の改善
バイパスの整備により、当該区間の渋滞緩和が見込まれ、交通事故の減少が期待されます。
また、物流を担う大型車交通が転換することにより、交通騒音の低下についても期待されます。
効果3 地域産業の支援
燕市には工業団地が複数立地しており、バイパスを整備することで、物流の速達性向上や通勤時間短縮など、地域産業の発展を支援します。

説明会実施状況

事業及び現地作業に関する説明会

設計に関する説明会

※説明資料はホームページ掲載用に編集しています。
(変更の可能性のある設計図面や作業工程は非掲載)