日本海沿岸東北自動車道朝日まほろばIC〜温海IC(仮称)の新たな高速道路の計画に関する意見募集アンケート

  • 日本海沿岸東北自動車道朝日まほろばIC〜温海IC(仮称)について、新たな高速道路の計画検討を進めています。
  • 平成23年11月に実施したアンケートでは、皆様から約3,900件のご意見をいただき、また、多くの方々に説明会や意見交換会等にご参加いただき、誠にありがとうございました。
  • この度、アンケート結果がまとまりましたので、ご報告させていただきます。
  • 今後、皆様からいただいた様々なご意見を1つの判断材料とし、専門的な知見等からの検討を加え、第三者委員会において審議し、ルート帯を決定していきます。
アンケートでお聞きした計画検討区間
●アンケート結果のまとめ
総括

アンケート回答者の大多数が、国道7号の問題点を認識するとともに、高速道路の整備が必要と回答しています。
自由回答の中では、早期整備を望む意見が多くあげられています。

各質問項目のまとめ
※質問項目順
@ 国道7号の問題点は、大型車の交通量が多いことや通行止め時の迂回路がないことなど、安全面の問題や災害時の脆弱性への意見が多い。
A 新たな高速道路の必要性は、回答者の大多数が必要と回答している。
B 一方で、高速道路を必要と思わない理由には、東日本大震災被災地の道路整備を優先すべき等の意見があげられた。
C 高速道路に期待する役割は、災害等による迂回を回避できることと最短時間で結ぶ物流経路を確保すること等の意見があげられた。
D ルートの選定基準は、津波などの災害に強く通行止めになりにくいこと、交通事故が少なく安全に走行できること等の意見があげられた。
E 望ましいルートは、Bルートとする意見が最も多く、次いでAルート、Cルートとする意見であった。
F 現道活用については、現道活用区間における交通事故の増加や災害時の迂回を懸念する意見が多く、全線で新しく高速道路整備を望む意見が多い。
G アンケートでの自由回答意見としては、早期整備を望む意見が多い。
H その他意見として、ICやSA・PA、道の駅などの休憩施設、追越車線、車線数に関する意見があげられた。
また、ICからのアクセス道路の整備や現道の改良、維持管理の継続を求める意見等があげられた。

アンケート結果のご報告 回答数:3,865回答(ハガキアンケート:3,141回答、WEBアンケート:724回答)
質問1〜9
※画像をクリックするとPDFが開きます
質問10
  • アンケートを参考にして、できるだけ早くルートを決定し、着工して下さい。
  • ICを多く作ってもらいたい。
  • SAを作って頂きたい。無理な場合は、ICに隣接して「道の駅」を作って欲しい。
  • 追い越し区間を設けていただきたい。
  • 対面通行では不安なので、供用区間も含め2車線(片側)を望みます。
  • 全線ルートの場合、国道7号線の除雪の回数が減少の可能性がありますがそこが一番心配です。
  • 高速道路に接続する連絡道路として国道345号を改良してほしい。 など
<トピックス>高速道路の「新たな整備の考え方」
国土交通省では、我が国における高速道路のあり方について、有識者委員会を設置して検討しており、平成23年12月9日に中間とりまとめがなされました。
その中で、東日本大震災をふまえ、以下の「新たな整備の考え方」を導入した早期ネットワーク化の必要性が示されています。
@走行性の高い国道の活用や完成2車線の採用(追い越し付加車線や災害などを考慮した幅員の確保)
A簡易な形式のICを数多く設置するなど、利便性の向上
B避難場所としての機能など、防災機能の付加

(H23.12.9 高速道路のあり方検討有識者委員会「今後の高速道路のあり方中間とりまとめ」より)(PDF:0.5MB)