梓川水系の魚道
○魚道とは・・・
 砂防えん堤や床固工などの河川横断施設が、河川内を移動するイワナやウグイなどの魚類の移動を阻害している場合、これらの魚類が上ったり下ったりすることができるように河川横断施設に設置した構造物のことをいいます。
 また、河川横断施設そのものの構造を変えることによって、魚類の移動を可能にした施設も魚道と呼ぶことがあります。
 多くの魚道は魚類を対象としていますが、なかにはオオサンショウウオやモクズガニなどを対象とした魚道も設置されています。



○奈川・大寄合川・栃洞沢・波田黒川の魚類

奈  川

 梓川水系の最上流部にあたる奈川は、大寄合川・栃洞沢等の支川を合わせて、途中奈川集落のなかを流れて奈川度ダム湖へ流入します。奈川には、イワナ・ヤマメ・カジカ・ウグイ等が生息しています。上流部はイワナのみが、中流部はイワナ・カジカ等が生息しています。下流部には奈川度ダム湖からイワナ・ヤマメ・ウグイが産卵のために遡上してきます。


大寄合川
 上流部は山間を流れる渓流で、下流部は集落のなかを流れています。大寄合川と支川の魚伊羅津川にはイワナが生息しています。


栃 洞 沢
 集落のない山間を流れる渓流で、イワナ・カジカが生息しています。この他にハコネサンショウウオが生息しています。


波田黒川
 波田町で梓川へ合流する波田黒川は、集落のない山間を流れる渓流です。イワナ・カジカが生息していますが、イワナに比べてカジカは多くはありません。この他にハコネサンショウウオが生息しています。

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