事業計画のトップページ 基本的な考え方 管内3流域 事業費 主要事業の概要 市町村別施工箇所 事務所の組織 施工箇所位置図

1.日向山床固工群(T期)の完成【長野県 大町市】
   河床変動の激しい篭川において床固工群の整備を推進する。本年度は第1期分として3基の床固工区間を完成させる。なお、コスト縮減の取り組みとして、現地材料にセメントを混ぜたソイルセメント工法を活用する。
2.波田黒川第1号砂防えん堤の完成【長野県 波田町】
   松本市安曇の橋場地区に流れ込む波田黒川は出水の度に多くの土砂が流出し、住民の生活を脅かしてきた。松本砂防事務所では平成5年度から砂防事業に着手して、3基の砂防えん堤を建設してきた。本年度をもって事業を終える。
3.大所第11号下流砂防えん堤の着工【新潟県 糸魚川市】
   姫川流域最大の支川である大所川は、平成7年災害時に大量の土砂流出により河床が数mも上昇するとともに、姫川本川に大量の土砂を流出させ、姫川温泉一帯に甚大な被害を与えた。
4.中股第3号砂防えん堤の着工【新潟県 糸魚川市】
  昭和63年より直轄砂防事業に着手した根知川の左支川中股川は、現在までにえん堤2基、床固工9基及び護岸工を整備した。さらに上流に1基設置して土砂災害からの安全度の向上を図る。
5.北股第2号砂防えん堤の補強【長野県 白馬村】
 出水によって護床工の1部が流失した北股第2号砂防えん堤の補強工事を開始する。当地は中部山岳国立公園の特別地区に指定されている他、白馬大雪渓への入山口であることから、地元や関係機関で構成する「北股第2号砂防えん堤補強対策検討委員会」での討議を踏まえ、自然環境や登山客に配慮した工事とする。
6.資材運搬路の補修
   砂防施設の維持補修や点検のため、砂防施設の建設用に設けた道路の被災箇所を補修する。
7.葛葉山腹工の整備促進【新潟県 糸魚川市】
   葛葉地区の急斜面は、平成7年災害時に崩壊して大量の土砂を生産し、下流の姫川温泉地区に大きな被害を与えた。今後も降雨等により崩壊などを繰り返し大量の土砂を供給すると考えられる。平成16年度から着手した山腹工を推進して下流域の保全を図る。あわせて、斜面の緑化を図り景観や自然環境に配慮した事業を進める。




8.上高地の土砂災害防止施設の整備促進【長野県 松本市】
   日本有数の観光地である上高地には、明神橋付近では宿泊施設、土産物店のほか、明神池、穂高神社、自然研究路等があり、河童橋付近でもホテルやキャンプ場、上高地ビジターセンター等の重要な保全対象が多数存在する。
 観光客等を土砂災害から守るために梓川本川上流床固工群などの砂防施設整備を促進する。



9.浦川砂防えん堤群補強の整備促進【長野県 小谷村】
   浦川流域の砂防えん堤は設置から18〜35年以上経過したが、度重なる土石流により水通し部の摩耗が激しく施設機能が低下している。このため、えん堤水通し部分の改良を行う。
10.栃洞沢上流床固工群の整備促進【長野県 松本市】
   昭和58年の土砂災害で壊滅的被害を受けた旧奈川村神谷地区の再度災害防止のため、床固工群の整備を推進する。

11.平川渓流再生工の整備促進【長野県 白馬村】
 魚類の生息環境提供、河道内の修景に関する地元からの要望をふまえ、落差の大きい平川第4号床固工と矢崎上流第1号床固工にて渓流再生工を行う。
12.防災支援システムの整備
 光ケーブル網の概成を受け、降雨や出水状況などの防災情報をリアルタイムに発信する防災支援システムを整備して関係機関や住民・観光客へ提供する。
13.事業用地の取得推進(ソグラ沢砂防えん堤群、鹿島川砂防林等)
 ソグラ沢は、旧奈川村寄合渡地先下流1km付近の右支川で、流域面積3.65km2、平均渓床勾配1/5の土石流危険渓流である。下流集落や横断する県道奈川木曽線を土砂災害から防ぐため、えん堤群を設置する。本年度は用地取得を行う。
14.総合的な土砂管理のためのモニタリングの推進
 姫川本川、各支川に配備した土砂移動モニタリング機器を活用してデータ蓄積と観測精度向上及び解析を進める。
15.施工機械の無人化による施工の推進
 土砂災害防止のため設置する砂防施設は、常に施工中も土砂崩落や土石流の発生により人的被害の危険が伴うことから、施工機械の無人化による施工を積極的に導入する。

事業計画のトップページ 基本的な考え方 管内3流域 事業費 主要事業の概要 市町村別施工箇所 事務所の組織 施工箇所位置図