イヌワシ
斜面を吹き上げる上昇風のおこりやすい丘陵や、山地の谷の大きな断崖の岩だなに、木の枝を積み上げて巣をつくり生息する肉食性の動物。北アルプスは、生息が確認されている限られた山岳地帯の一つである。
ニホンカモシカ
日本特産の動物で、北海道と中国地方を除く山岳地帯に生息。なかでも長野県は代表的な生息地であり、県獣に指定されている。体長は1〜1.5mほどで、おっとりした性格
ライチョウ
寒冷な気候に適応した鳥。日本での生息地は北アルプスをはじめ、南アルプスやそれら周辺の山岳に限られており、近年、その数もますます減少している。夏と冬とで大きく羽色を変えるのが特徴である。
ウルップソウ
本州では白馬岳と八ヶ岳にしか生息しない。千島・ウルップ島で最初に記録されたのが名の由来。夏、青紫色の円柱状の花穂をつくる。
コマクサ
高山の砂地で見られ、7〜8月に開花する。長い花の形が馬の顔に似ていることから、この名がついた。北アルプスでは、白馬連山高山植物帯、乗鞍岳、針ノ木岳などで見られる。
オコジョ
イタチ科の動物で、肉食性。本州では中部以北の標高1,500m以上の山岳に、少数が生息している。季節によって体色が変化し、冬は標高800mくらいの山麓(さんろく)部までおりてくることがある。北アルプスでは穂高岳などで見られる。