ケショウヤナギ
幼樹は枝葉に白蝋(はくろう)質を分泌して白く見えることから、この名がついた。群生するのは珍しく、本州では梓川上流で見られる。
ミヤマモンキチョウ
浅間山周辺や北アルプスの標高2,000mの高山地帯に分布する高山蝶。7月中旬から8月に姿を見せる。雌雄(しゆう)ともに紅色の短毛が羽をふちどっているのが特徴。
イワナ
谷川の岩の多いところに生息することが、この名の由来とされている。梓川、高瀬川、姫川ではいずれも上流域で見られる。秋、幅1〜2mほどの小さな支流や分流で産卵し、翌年の春、稚魚となる。
ギフチョウ・ヒメギフチョウ
どちらもアゲハチョウの祖先種の特徴を持ち、姿、形も非常に似ているが、幼虫が食べる葉の違いから、生息する地域が本州中央部で西と東に分かれている。姫川流域はその境界にあたり、特に源流域や糸魚川市の平岩付近では2種が同時に見られる。
オオイチモンジ
本州では北関東・中部地方の限られた山地にしか生息しない。上高地は本州の多産地として知られている。