(委員C) |
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今ほどもあったように、関係団体等の意見の聴取ということで対応をこれまでもしてきていただいているわけだが、今後とも、先ほども評価委員会の留意点もあったが、関係団体の意向も十分把握をして、農業、漁業への影響が極力少なくなるような方策を今後とも検討していっていただきたいというふうに申し上げたいと思う。 |
(座 長) |
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これについて、事務局のほう何かありますか。 |
(事務局) |
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今後とも、関係団体の方々と調整しながら行っていきたいと思っている。 |
(委員D) |
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海面漁業関係団体からもあったが、この連携排砂、連携通砂などによる環境の影響等については、これはこれで私は概ね順調に進んでいると思っている。 |
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一方、猫又付近などの堆積した土砂の変化、景観上の変化についても、これからさらに意識をしていっていただきたいというふうに思っている。やはりできるだけ自然に近い形で、また環境に影響がないような形で、堆積している土砂を下流のほうに運ぶことが大変大事だというふうに思っているので、その辺をまた十分意識をしていただきたいと思う。 |
(座 長) |
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今の発言は、これまでの水質だとか底質という環境項目だけではなくて、景観のほうももう少し配慮されるようなやり方を考えてほしいということかと思いますが、事務局はいかがですか。 |
(事務局) |
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今、委員Dの発言のとおりで、我々もその辺を考えてやっている。 |
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例えば、今具体的に出た猫又の土砂については、出し平の湛水池の中で環境に影響を与えないように、水を汚さないように運ぶということもやっているし、あの周辺は、これから3年ぐらいかけて改造ということもやっている。 |
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景観についてということで、今の状況をできるだけ維持していくという方向で、今後とも、猫又だけではなくて、その上流に関しても国土交通省、あるいは指定区間なので一部富山県の管轄部分もあるので、協議して、3者でできる限りやっていきたいと思う。 |
(委員D) |
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お願いします。 |
(座 長) |
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委員Dのご発言は、景観の中には水質も入っているのですか。汚れた水が流れているとか。 |
(委員D) |
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もちろん、そういう水質の問題もあるが、最近は観光客の皆さん方が黒部峡谷のイメージというものを持っているものだから、そのイメージを崩さないように、ぜひ引き続き努力をいただきたいと思う。 |
(事務局) |
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わかりました。 |
(委員E) |
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昨年、黒部川水系の河川整備計画が策定され、その中で総合的な土砂管理というものが明記されている。今年度、残念ながら短時間集中豪雨対策が実施できなかったわけだが、総合的な土砂管理の観点から、これも効果がある取り組みだと考えているので、今後とも農業、漁業等の影響について十分調査研究に努めてほしい。 |
(事務局) |
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今年は、降雨の状況から、短時間対応はできなかったが、当然、対象とする雨が来れば、適切な対応をさせていただければと思っている。 |
(座 長) |
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よろしいですか。 |
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〔委員Eうなずく〕 |
(座 長) |
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そのほか、ご意見、ご質問ないようでしたら、ここで意見のまとめをさせていただきます。 |
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本日出ましたご意見としましては、議題2の環境調査に関連して、今年度、調査を中止した部分があったのですが、中止する場合の対応方針等をあらかじめ定めておくべきというご意見がありました。 |
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それから最後の議題4に関連して、3つご意見がありまして、1つは関係団体等のご意見に留意をして、影響ができるだけ少なくなるように努めてもらいたいというご意見。もう1つは、景観上の観点からも、観光等のイメージを崩さないような対策をしていただきたいというご意見がありました。3点目に、総合的な土砂管理の観点からも、農・漁業に影響を与えないような形での短時間の対応も含めて排砂を進めてほしいということかと思います。 |
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以上のようなご意見を踏まえまして、最後にまとめたいと思います。 |
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ただいま平成21年7月に実施されました連携排砂及び連携通砂に関しまして、ご意見をいただきましたが、きょう行われました報告につきましては概ね了承されたというふうにまとめたいと思います。 |
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以上、これらの意見、及び1月20日に開催されました第32回黒部川ダム排砂評価委員会の意見を踏まえまして、事務局において、平成22年度の連携排砂及び環境調査計画を策定しまして、次回の協議会に提示していただきたいと思います。 |