Q5.連携排砂によって、本当に富山湾の漁業は壊滅的な被害を受けたのですか?
 
5−1.富山県や黒部川沿岸海域の漁獲量の推移
  ・北陸近県の漁獲量に関する統計調査からの漁獲量の推移を見ると、新潟県、富山県、石川県、福井県のいずれにおいても平成6年以降は横這い、あるいは減少傾向を示しています。このことより他県に比べ、富山県だけが排砂によって特別に減少しているという事実はありません
(*近県の漁獲量(全漁獲)の推移グラフ)
(*近県の漁獲量(その他の刺し網)の推移グラフ)
 
  ・また黒部川沿岸についても減少、横這い傾向にありましたが、平成9年には増加傾向も見られます。(*黒部川近隣の漁獲量(全漁獲)の推移グラフ) (*黒部川近隣の漁獲量(その他の刺し網)の推移グラフ)  
5−2.連携排砂による漁業への影響について
  一般的には、漁獲量の増減は、水温の変化や海流の強さ・方向など様々な要因が絡み合って生ずるものといわれており、統計資料から見ても、排砂と漁獲量の直接的な関連性については、判断しがたいと考えられます。  
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