黒部川水系黒部川浸水想定区域図

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浸水想定区域図

説明文
  1. この浸水想定区域図は、黒部川水系黒部川の河口から上流20.7k地点までの洪水予報区間で洪水はん濫した場合において、水防法の規定により指定された浸水想定区域と、当該区域が浸水した場合に想定される水深を示したものです。
  2. この浸水想定区域図は、現在の黒部川の河道整備状況、宇奈月ダム等の洪水調節施設の状況等を勘案して、洪水防御に関する計画の基本となる降雨である概ね100年に1回程度起こる大雨が降ったことにより、黒部川がはん濫した場合に想定される浸水の状況をシミュレーションにより求めたものです。なお、降雨状況により浸水想定区域と水深が異なる事があります。
  3. また黒部川沿川は地形勾配が急な扇状地であるため、はん濫水は土砂を多く含み勢い良く住宅地や農地を流れ下るという特徴があります。この図はその洪水が流れ下る可能性のある区域を示したものです。なお、下流域においては、一時的に洪水が深く溜まるところもあります。
  4. この浸水想定区域図は、堤防と河道の改修が完了していない地先等、現況の河道状況を勘案して想定される複数の破堤箇所で破堤した場合等を想定した一定の条件におけるシミュレーションを行い、これを重ね合わせて最大の水深、最大の範囲を示したものです。
  5. このシミュレーションの実施に当たっては、支川や隣接する河川のはん濫、想定を超える降雨、高潮、内水によるはん濫(雨水が河川に排水できなく生じる浸水被害)等を考慮していませんので、この浸水想定区域に指定されていない区域においても浸水が発生する場合や想定される水深が実際の浸水深と異なる場合があります。
  1. 指定の前提となる計画降雨 黒部川流域の2日間総雨量455mm
  2. 関係市町村 黒部市、入善町、宇奈月町、朝日町
  3. その他計算条件
ア)
はん濫計算は、対象区域を50m格子(計算メッシュという)に分割して、これを1単位として計算しています。
イ)
計算メッシュの地盤高は1/2,500都市計画図から求めた平均地盤高を使用しています。このため、微地形による影響があらわせていない場合があります。
ウ)
連続して大規模に盛土された道路や中小河川の堤防等については、はん濫水を左右することから計算メッシュにおいて平均地盤高とは別に扱い、その影響を考慮したシミュレーションを行っています。