耐震対策とは、地震によって液状化が発生し、堤防が崩れるのを防ぐための対策です。
液状化とは・・・地震によって地盤が一時的に液体のようになってしまう現象で、水分をたくさん含んだ砂質の地盤で発生する現象です。
平成16年新潟県中越地震では信濃川の堤防が液状化の被害を受けました。
梯川の下流域の地層は、緩い砂質土と粘性土が重なり合っている軟弱地盤であり、地震時に液状化する危険があるため、耐震対策が必要なのです。
耐震対策には地盤を改良する工法や、地盤に構造物を入れ液状化による沈下や堤防のり面の滑りが起こりにくくする工法があります。その中で今回は、地盤に鋼材(鋼矢板、鋼管)を打ち込む工法を行います。完成している堤防を掘削せずに行える工法で、振動や騒音も少なくできるため、周辺住民への影響が少なくてすみます。
※上記の工法は堤防をつくる前に行う工法です。
① 準備
② 鋼矢板打込み(左岸)
③ 鋼矢板打込み(右岸)
□周辺住民の方への工事説明会を開催します。
□現地の測量などを行います。
鋼矢板の先端に高圧水を噴射する装置を付け、油圧により圧入します。
鋼管の中を掘削しながら地盤に圧入します。
④ 作業終了
所定の打込みガ完了したら作業終了です。