ブナオ山観察舎は白山市尾添、白山スーパー林道へ向かう国道360号線の脇にあります。この日は小雨の中、厳冬期の白山周辺の山の様子と動物を観察しました。
観察舎職員の方にブナオ山や白山における野生動物の保護と調査について話を聞いてから、望遠鏡を使って観察舎の対面にあるブナオ山の斜面を観察しました。この日はニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシが木の皮などを食べている様子を観察することができました。 イノシシは本来なら積雪の多い地域では見られないはずなのですが、近年の暖冬や積雪量の低下で分布範囲や生息数が増加傾向にあり、生態系への影響が懸念されています。
観察舎から見たブナオ山の斜面の様子。雪崩が起きています。 尾添川沿いの谷は傾斜が非常に急で険しく、川床は非常に深いところにあります。
カンジキをお借りして、職員の方の案内の元、観察舎周辺のミニ野外観察に出かけました。
動物の足跡などを解説していただきました。(写真はリスの足跡)
午後からはグループに分かれて、それぞれ白山砂防の広報資料の作成と、白山砂防女性特派員ホームページの作成について討議しました。 また、3月の修了式での発表のための練習も行いました。