この日は加賀市の柴山潟のほとりに建つ「中谷宇吉郎 雪の科学館」を訪れました。 雪の研究で有名な中谷宇吉郎博士ですが、昭和25年には「亡び(ほろび)ゆく日本国土」と題し、水害の脅威と治水の重要性について訴えた一文を発表しています。今回はこのテキストを読んだ上で、白山の崩れや地すべりの原因となっている「雪」について、理解を深めました。
雪が雪として成長する前の大きさが10分の1mm以下の小さな氷の粒「ダイヤモンドダスト(氷晶)」を作る実験や、氷の内部が溶けてできる雪の結晶によく似た水蒸気の空間「チンダル像」の観察など、体験型の展示も豊富で楽しく勉強できました。
午後からはグループに分かれて、それぞれこれまで学習したことをまとめ、広報資料として作成するための準備に取りかかりました。