「白山を色々な角度から知る」ため、石川県以外の場所で白山を学ぼうと、福井県勝山市の恐竜博物館を訪れました。博物館では主に手取層群などの地質や、白山の形成過程について重点的に見学しました。 また、道中のバスでも石川県側と福井県側との山地の違いについて解説がありました。
恐竜博物館内の見学。(館内は撮影禁止です。この写真は許可された場所で撮影しました。)
恐竜博物館内の見学。
午後からは5月17日に発生した白山別当谷の被災状況を見学しました。 (写真は土石流発生直後の白山別当出合・砂防新道にかかる吊り橋)
実際の被害状況を見ながら、金沢河川国道事務所の方に今回の災害の解説をして戴きました。
砂防堰堤がない場合 すべり台を滑るように土石流のスピードが加速し、破壊力も大きくなります。渓流の脇やそこが削られて、大量の土砂が流下します。
砂防堰堤がある場合 土砂は階段を降りるようなかたちになるので土石流のスピードは低下します。流下スピードが低下した事と堰堤が渓流を覆っている砂や土を保護固定していた事で、土石流が渓流を削って被害が拡大するのを防ぎました。