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第2回鶴来緑化懇談会

2.指摘事項

5 植栽樹種の検討

4)植栽素材の選定ー自然植生のほか、地域の表土を活用するー

 樹木植栽として利用する素材には、下記のいろいろな種類がある。
 自然植生は、前述の購入木と周辺の幼木・種子を活用することとなるが、その他山林等の工事現場で発生する表土の活用についても考えられる。本計画では、これら素材の活用可能性について下の図表で表してみた。
 なお、表土については、一般的には自然植生地での工事施工はあり得ない。したがって、その他クヌギ、コナラ、アカマツ等の、一般に里山(二次植生)と呼ばれるところから採取することが多くなると予想されるが、これら表土はやがて自然植生に遷移する可能性をもっていることから、その潜在植生としての素材性を活用することとする。

※選定理由
本計画は、実証フィールドにおける自然植生の復元を目指した試験的植栽を実施するものであることを念頭に置きつつ、下記の基本方針で植栽素材を確保することとする。
・まず、市場で入手できる自然植生は、できるだけこれを確保する。
・次に、市場で入手可能な樹種および数量に限りがあることから、これを補完する意味において、計画地周辺の社叢林等の自然植生から採取可能な幼木・種子を採取し、これを本計画の植栽素材に追加する。
・さらに、本計画においては、周辺地域において各種工事等で発生する二次植生の表土について、その自然植生に遷移する潜在力を今回の貴重な植栽素材として選定に加えることとする。

植栽素材 自然植生 二次植生
(表土含有物)
購入 現地採取
成木      
幼木      
根・幹      
     
     
種子      

(凡例)

・・・植栽可能だが、調達困難
・・・調達可能な素材

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