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第2回鶴来緑化懇談会

2.指摘事項

5 植栽樹種の検討

3)自然植生の調達方法ー購入木と計画地周辺で採取可能な幼木・種子を活用するー

 緑化樹木の調達方法は、一般的には、市場に出回っている購入木を利用することが多い。しかし、自然植生については種類および数量がきわめて限定される。
 前記自然植生の主な樹種について、その調達可能性を最近の「建設物価(H12・11)」で確認すると下表の通りである。その結果、調達可能な樹種はわずかしかなく、可能であっても成木は少なく、幼木が調達しやすい。
 次に、調達できない樹種を補完することと地域固有種を活用する観点から、計画地周辺の自然植生地から幼木および種子を採取する方法があるが、本表は、前記の計画地周辺の社叢林調査を参考にしながら、その可能性を推定した。

■自然植生の調達可能性


■神田白山神社の社叢林(ウラジロガシ)

樹種 市場購入 現地採取
(周辺植生地)
成木3m以上 幼木0.5m内外 幼木・種子
タブノキ
ケヤキ
スダジイ
ヤブツバキ
モチノキ
シロダモ ×
ヤブニッケイ ×
ネズミモチ ×
ヒサカキ ×
トベラ ×
ウラジロガシ -- --
ヒメアオキ -- --
ムラサキシキブ -- --
チャボガヤ -- --  
ハイイヌガヤ -- --  
ヤツデ -- --
コシアブラ -- --  
コバノガマズミ -- --  
ウワミズザクラ -- --  

※掲載樹種は、前記自然植生の主な樹種  ◎豊富 ○普通 △やや困難 ▲困難 ×極めて困難 --記載なし

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