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パブリックコメントの要旨

序.計画の概要

分類 計画に対するご意見 対応方針(事務局案)
計画全体

・総合計画の全体像は多くの検討がされており、この地域で生活をしている私どもに心強い内容となっており安心いたしました。取り組みの中でも混雑の把握、要因分析、各種取り組み、その効果の分析 等については良く理解できました。一方、国や地方自治体の財政状況は危機的な状態であり、公共事業費の削減・効率化が必要となってくることから、全ての人たちの要望を取り入れることはできません。しかし、今回の試みのように多くの人たちの建設的な意見を取り入れ、事業を施行されるという取り組みに少しでもお手伝いさせていただきたい。

・本計画は渋滞解消という大きな交通政策上の課題解決を目的として、2市4町という都市圏レベルで検討調整を図ったものです。また、ハード整備自体の限界に加えて財政的な状況を直視し、ソフト施策を併用することの重要性を打ち出したものです。特にソフト施策は、住民の方々のご理解とご協力が成否を分ける鍵であり、今回のパブリックコメントをはじめとして今後とも情報開示をベースにより多くのご賛同をいただけるものとしたいと考えています。

目的

・金沢都市圏交通円滑化総合計画の第一として、今後の北陸の地域全体がどのようにして、住みよい地域として存続していけるかを全面に出していただきたい。特に、成果指標として

  1. 賑わいのある都心としての機能
  2. 老齢化社会に対応する交通システム
  3. 観光客の回遊性を高める交通システム
  4. 通過物流、域内物流機能の拡充

以上の評価視点について、ご検討願いたい

・本計画は、交通の円滑化を目的としています。これは、住み良い地域を創造していくために必要な施策の一部分ではありますが、非常に基本的なものとして重要と考えています。達成目標は、「交通の円滑化」として直接的かつ分かりやすいものを選んでいます。施策の中には成果指標として挙げていただいたものに効果を発揮するものもあると思われますが、本計画の中では、「交通の円滑化」に直接的に関わるものに絞っています。

・なお、本計画は、単に自動車利用者の利便性向上を図るものではなく、公共交通の利用促進など、地域住民の意識改革を大きな目標としています。

計画期間

・計画期間を5年計画としたのどのような理由からなのか?単なる混雑解消のための計画なのか?

・本計画は、これまで石川県渋滞対策プログラムとして5年単位で、渋滞解消に向けたハード整備事業の整序を行ってきた計画を母体にしています。この流れを受け、5年という単位を基本に目標達成の度合いを計り、計画の見直しを行いつつ継続的な取り組みを行うものです。

関連計画との整合性

・新金沢総合交通計画との整合性や調整を行っているのか?

・既存の計画や事業とは調整し整合性を確保しています。主な関連計画として、「石川県第3次渋滞対策プログラム」、「金沢都市圏パーソントリップ調査」、「新金沢市総合交通計画」、「金沢オムニバスタウン計画」があげられます。

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1.道路混雑状況の把握

分類 計画に対するご意見 対応方針(事務局案)
渋滞状況

・方面別渋滞発生要因及び課題の整理の項目の中に津幡方面から金沢市の都心部へむけての渋滞箇所として百坂北交差点が挙げられているが、実際の箇所は森本駅前交差点から浅の川病院付近ではないか、国道8号線の田中交差点からの乙丸跨線橋の混雑も大変なものである。特に、乙丸跨線橋の変則道幅を早急に改良していただきたい。特に、冬場の凍結による渋滞を早く解消していただきたい。

・渋滞箇所については、計測地点の制限があり、全てを把握しているものではありません。また、特に渋滞列が長い区間では若干の感覚の違いが生じることがあります。渋滞解消施策の検討は点・線・面の視点から検討しており若干の感覚的な差異は取り込めるものと考えています。

・乙丸跨線橋周辺の渋滞解消については、当面の対策として、能登及び内灘方面からの流入交通の分散を図る目的で、向粟崎湊大橋や金沢外環状道路などの整備を進めています。

・乙丸跨線橋はjr車両基地の上を通過しているため、工事の施工には大きな制約を伴うことから、拡幅工事に係わる問題点について検討しています。

・また、跨線橋近くの浅野本町交差点についても渋滞箇所となっているため、交差点改良を予定しています。

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2.金沢都市圏における交通混雑問題の要因分析

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3.金沢都市圏における交通改善目標

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4.金沢都市圏における交通円滑化施策の事業計画

分類 計画に対するご意見 対応方針(事務局案)
道路ネットワーク

・金沢都心部の交通容量不足に対する対策が不足している。

・今回の計画策定の主要な動機のひとつが、都心部における道路改良の物理的困難さに加え、景観、街並み、環境保全への配慮から交通容量拡大には一定の限界があるという認識であります。このため、従来型の交通容量拡大を中心とした計画内容に加え、交通需要マネジメントやマルチモーダル施策を総合的に組み合わせたものとなっています。

・金沢市中心部の交通形態を通過型から中心部からの放射出入れ型に移行を早急に実現すべきである。

・公共交通による都心部へのアクセスを推進するには通過交通の排除が不可欠であり、そのために計画でも外環状線の整備をはじめとした基本的道路網構築の必要性を位置付けています。

予算

・概略でもよく予算額として必要経費を算出し併記していただきたい。

・予算額は、今後の財政情勢にもよるので、掲載できません。

一方通行・規制

・都心部の自然渋滞により、犀川・浅野川断面においてボトルネックとなり、周辺部においても渋滞が発生している。内環状線および寺町通りを大阪の御堂筋のように一方通行とし、交通容量の倍増を図るべきである。その際、金沢駅から香林坊への交通需要の多さを考慮し、反時計回りとすべきである。

・河川断面が都心部の渋滞要因であることは事実です。そのためにも通過交通を的確に迂回させる外環状線整備は不可欠ですが、内環状線は中心部の中での移動の円滑化を重要な役割としており、金沢の渋滞のレベルを考え合わせると一方通行化は得策ではないと考えます。

・車道はできるだけ一方通行にする。 ・車をできるだけ途中で止めないことが経済的にもエネルギー的にも効率的であるはず。

・極力車を止めないことが効率的であることは確かですが、都市内の一般交通については到着点が特定できないこと、歩行者をはじめ複数の交通手段が輻輳していること、安全上から速度に限界があること等を考慮する必要があり、止まることを前提とした交通コントロールが必要と考えます。また、一方通行の導入は生活道路等では今以上に速度を出せるようになるという側面もあり、現状の利用状況とその道路の役割を考慮して検討していきたいと思います。なお、本計画でも主要渋滞交差点で停車時間の半減を目標にしているように、不必要な停車の減少は大きな目的であり、一つの側面としては反映されていると考えています。

・信号をやたらと設置しない。

・交差点の信号では、左折車両は恒常的に通行可とする(言うまでもなく、歩行者は最優先)。

・繁華街や中心市街地へはマイカーの乗り入れを規制するとか、自転車で回遊できるような道路のすみわけを推進するとか、一旦道路に出た車をできるだけ信号で止めないように一方通行路を拡充する。

・本計画では、公共交通機関主体の交通体系の構築が主な目的の一つであり、P&Rシステムの拡充と普及は都心部の通過交通排除とあわせて最も重要な施策の一つとして本計画に位置付けられています。本計画では、総量抑制のための具体的なマイカー乗り入れ規制は、バスレーンの拡充により進めたいと考えています。バスレーン実施と遵守は、車線制限を行うことによりマイカーに負荷をかけるものであり抑制効果が期待できます。一方で、過度な規制手法は根本的な都心への出控えを生む危惧もあり、検討課題であると考えています。

・充分な環状道路の整備とロードプライシング導入が実現すれば、中心市街地の通過交通量は減少する。また、中心市街地へのアクセスの仕方もマイカーから公共交通の利用に転換する可能性も充分ある。それにより市内公共交通の活性化を促進し、P&BR(パーク・アンド・バスライド)、P&C(パーク・アンド・サイクル)などの導入にまで至れば移動者の交通手段選択可能性を広げることとなる。結果、市内交通円滑化だけではなく、モビリティ環境の改善にも繋がるものと考えられる。

・規制緩和の時代といわれるが。交通問題は外部不経済による市場が有効に働かないものであり、規則の遵守、規制が必要である。

・観光都市であるためタクシーが多く、客待ちタクシーが交通障害となっている。金沢にタクシーは必要であるが、ルールを守った営業を行うべきである。一般市民を交えた完全公開の協議会により、タクシー問題について考えるべきである。タクシー問題は行政よりも市民が決めるようにすべきである。

・客待ちタクシー対策は重要な課題であり、「金沢都心部」の交通需要マネジメント施策に位置付けています。交通実験2001で呼出タクシー方式を試行しましたが、本格実施には多くの課題があることが明らかとなっています。今後、対策を進めるに当たっては営業者、利用者の意見を十分考慮して取り組みたいと考えています。

新交通システム

・北鉄石川線と浅野川線をつなげる。野町〜金沢駅間は国道159号上を走るモノレールやお台場のゆりかもめの様なものにする。

・モノレールやAGT等の専用高架軌道を必要とする機種については、金沢市の道路上空空間の物理的制約と街並み景観的観点から金沢にはそぐわないと考えています。

・県都のまちづくり面より、都心軸の新交通システム構築は絶対条件。新長期総合計画の理念を踏まえ早く結論を出すべきであり、都心軸の「新交通システム検討」は「新交通システムの早期実現を期し、金沢らしい21世紀型LRTなどの検討を急ぐ」へ。

・本計画は、5年間というサイクルで実現性のある事業プログラムを策定することを目的としています。新交通システム導入をはじめとする、少なくとも5年を超える長期的な要素、かつ個々の市町のまちづくりを含めた長期構想、理念的な内容については、別途それぞれの構想・計画等(例:新金沢市総合交通計画)により表現されてます。

・作成された計画(素案)の中には金沢の中心街への新交通システム導入案が具体的に記述されていない。どのようなものを採択するかは、これからも議論が必要なになると思います。そこで、その時点において取りうる新交通システムとしての考慮された条件等を記述した案も計画(素案)に盛り込むようお願いしたい。

・排気ガスの出ない公共の新交通システムを、都心との間に走らせましょう。せめて代行バスの料金を県庁まで市内均一料金に、市内の別のルートとの乗り換えはフリーにしましょう。

・代行バスとなるシティーライナーを交通実験2002を皮切りにスタートさせる予定です。料金等の詳細についてはこの実験実施に関する組織で検討していきたいと考えています。

意識改革・教育

・21世紀は見直しの世紀。そろそろ車の呪縛から逃れ、人間中心の都市計画をする時期に来ている。子供たちの教育から始めましょう。車に洗脳され尽くしている大人たちの意識改革も必要です。道路は人間のための空間。

・TDMをはじめとするソフト施策の成否は、市民意識の改革・向上が握っています。計画の中でもこれに関する内容を強調し、実行していきたいと考えています。なお、カーシェアリングをはじめとする施策は全国的にみても実験段階にあり、金沢都市圏としても今後これらの新手法、新技術については十分に調査・検討・研究を進めたいと思います。また、今回の計画策定の動機に、これまでのハード整備に偏った交通政策への反省があり、本計画策定を契機に取り組みの枠組みを都市圏に拡大し、より効率的なソフト施策の展開を進めたいと考えています。

・計画の中に、「市民交通意識改革」を大項目で入れて欲しい。歩く、自転車に乗る、マイカー通勤の自粛、車の乗り入れ規制検討など、円滑化の前提条件と思う。

・市民1人ひとりの交通意識改革があれば、円滑化に資するところ大。特にマイカー通勤自粛は社会全体の問題として取り組むべきだ。

・事業計画各方面「共通」に、学校教育に“交通と環境”を入れ子どもの頃から関心を持つようにし向ける。

・子どもの人格形成に資す。少なくとも、学校への車での送り迎えは排除されよう。

・高齢化社会は、金沢都市圏においてやって来ます。そのときこそ若者は主役であり、都市生活を支える大切な住民になってもらわねばならないと思います。そこで、金沢都市圏に居住または通学する大学生、専門学校生、及び、高校生に今から金沢市の将来に関心を持ってもらい、都市活動の中心になって貰うために、日常の生活移動、及び、通学についての交通手段の実態調査と交通問題についての意識調査を実施されることを提案します。

・車はマイカーを筆頭にそんなに効率のいい乗り物ではないはずです。もちろん、ドア・ツー・ドアという、簡単には諦められない便利さはあります。その車の渋滞を軽減することは、とても難しいということは理解できます。しかし、それを道路延長と拡幅というような手段で回避しようとすること自体、限界があり、今日的ではないと思います。これまでのシステムの拡充と延長線上には、根本的な解決策は潜んでいないと考えます。公共事業の代表選手とも言える道路工事でいじくろうなんてしないで、むしろ、それは最小限に押え、車は買ってもいいが、都心に住む人だけに限らず、マイカーをあまり乗る必要がないようなシステムを政策的に行うべきだと考えます。交通安全教育で、車のための車社会崇拝の交通教育ははやく止めさせ、運転免許を簡単に取らせるような方策ではない政策を構築する時が来たのではないでしょうか。 たとえば、公共交通の充実、車を複数人で買うカーシェアリングを進める。

・人口は2007年をピークに減るといわれている現状、道路建設による対策ではなく、住人の意識改革にもっとコストをかけてもいいのではないかと思います。トラベルブレンディング的ワークショップを地域毎に展開し、様々な地域環境下でこの実験を試みてもいいのではないかと考えます。

交通結節点

・マルチモーダルの施策として計画されているJR線の金沢駅はじめJR各駅や北陸鉄道の石川線の各駅や浅野川線各駅の交通結節点としての活用や連携が重要になるのはわかるが具体的に記述がされていないのではないか?

・本計画では中心部から4km以遠については定時性の高い軌道を利用したP&レールRを推進することを位置付けています。各乗り換え拠点の整備については、個々に具体的な整備計画を進めていきたいと考えています。

・今後、小松空港、JR金沢駅、金沢港との連携、整備が重要になってきます。長期的にみれば、北陸新幹線の実現完成が金沢都市圏の交通アクセスに大きなインパクトを及ぼすと思われます。小松空港の利用者が大変化、激減が予想されます、それに伴いJR金沢駅の乗降客数に影響がでてくると思います。その時点での対応や対策を十分に考慮に入れた計画(素案)今からでも作成して頂きたい。

・将来の交通体系においては移動者の目的と条件に応じた多様な交通手段を整備することも重要な課題で、本計画においてもP&Rを主体とする各種マルチモーダル施策が位置付けられています。北陸新幹線への対応では、停車駅となる金沢駅は開通を考慮に入れた整備が進められています。

・香林坊と兼六園に濡れないで乗り換えできるバスターミナルを。

公共交通機関

・「交通ICカード導入を急ぐ」を計画の重点項目に入れてはどうか。

・バス・電車・新交通システムを問わず、料金精算迅速化のため、また、乗り継ぎ、福祉割引など1枚のカードで、多目的に活用でき、停車時間の短縮にも効果大。

・「ICカードシステム」の導入については、現在、バス事業者が中心となって導入について検討を始めています。今後は、その検討の推移を見ながら、県・市行政としての支援のあり方について検討していきたいと考えています。

・公共交通機関用「非接触型ICカード」の早期導入の為に、第3セクターの設立を提案します。

・公共交通機関も、県民の財産として位置付けられるような規模で構築していくのも一案だと考えます。

・公共交通機関(特に経営主体)のあり方については、規制緩和後の不採算路線の取扱い、赤字補填を含めた公共関与の課題、経営効率の確保における民間の優位性等、多くの課題があり、今後とも住民意見を取り入れつつ検討していかなければならない問題であると考えています。

・バスや電車、タクシーなどの連携で、中心街から郊外までをカバーする公共交通体系を構築し、周辺市町村との連帯で運営することも一策かと思います。

・現在ある公共交通機関の連携と更なる活用促進を計画(素案)に盛り込んでいただきたい。

・第三セクター(関係市町・JRバス・北鉄等で設置)の運輸機関を設置して金沢都市圏及び関連地域内での自主運行と共に、広義の公共交通の指導も行い、市民の利用しやすく効率的な交通を具体的に提案する。

自転車

・良好な歩行・自転車の環境、つまり、歩行者に安全な歩道空間や自転車レーン等への取り組みが計画に殆ど取り上げられていない、字句が掲載されているだけである。これからどのように位置づけをされるのか?

・交通の円滑化にとって、歩行・自転車環境の整備や公共交通の利用促進による自動車交通量の削減は重要な課題と認識しています。本計画には、事業計画の一つとして「自転車通行環境の向上」を追加しました。

・具体的には、本計画の実施段階で検討していきたいと考えています。

・自転車は単に移動するための道具というだけでなく、環境に負荷を与えない、健康によいということもあって、動物的機能を損ずることなく、むしろ人間の能力を伸ばし鍛えるものとして、すぐれた器具とも言えます。そんな自転車を有効に使うためには、政策的に自転車路の整備を進めるべきです。整備といったも、新たに道路をつくるというより従来ある道路を指定したり、時間規制をしたり、路上にペイントし、自転車用の案内板や標識を整えるだけで、十分対応できると考えます。街中では、単に交差点ぐらいにしか自転車専用路の表示をみませんが、自転車専用路が街中にあって回遊できるようになっていれば、通勤、通学だけでなく日常的に十分活躍できる移動手段になるはずです。また、犀川と浅野川にある整備された自転車路と連結できれば、金沢だけでなく石川県下で自転車路整備への要望が広がり、価値ある社会的資本(観光的資産)になるのではないかと考えます。

・歩道の拡大に次のような利点があると思われる。現在、自動車利用者数が非常に多く渋滞を発生しているとあるが、これらを自転車利用者へと変える一つの策ではないか。自転車での走行にゆとりが生まれることで、自転車に乗ろうという人が増えると思われるし、それはまた、自転車が道路を走行するという危険な状況(交通法的には問題ないのかもしれないが)を回避することにもつながると私は考える。

高齢者・身障者への配慮

・高齢者や身体障害者の交通機関による移動等の計画が全く記載されていない。これからの時代をどのように認識しているのか。計画者の理解度に不安を感ずる。?

・本計画は交通渋滞解消を目的とした事業整備プログラムとして策定しています。このため、バリアフリーやノーマライゼーションに関する事項の取扱いは、例えば金沢市においては「新金沢市総合交通計画」や現在策定中の「金沢市交通バリアフリー基本構想」等でその必要性や事業メニュー等を明らかにしており、計画体系毎に役割分担を図っています。

施策・事業の重点化、効率化

・交通渋滞は慢性的であり、すぐに結果を出すことが必要。市民に何かが変わりつつある、変わったという印象をもってもらうことが重要。TDMの成否は市民の意識改革であり、結果が見えないと市民の意識は変わらない。結果を迅速に出すことで、市民が交通問題への関心を高め、交通問題は解決するのだという希望をもち、よりいっそうの協力を引き出せるようにすべきである。

・各施策の実施にあたり十分に配慮して取り組みたいと思います。

・地元自治体にとって事業費の負担が大きいことから、国、石川県、金沢市及び周辺市町村との意見交換を十分にしていただきたい。

・新しい時代の金沢都市圏交通システムを構築する点からも言っても行政機関の合併を推進すべきであります、特に、政令都市をめざす金沢市が第一歩として野々市町と内灘町との合併を実現させて事業を効率的に推進すべきだと思います。

・これまでの施策の展開で、予想を越えた交通量や条件が追加されることになった場合、速やかに転換し改善を図っていただきたい。

・即効性のある、少ない投資で効果がある、実効性の高い施策・事業を優先すべき。

・今回の計画には、従来の道路整備から発想を変えた、「少ない投資で効果の高い」事業を国道8号及び157号で実施することを盛り込んでいます。その他の施策も、効率的な実行を図るよう努めます。

・国道8号線など幹線道路においての立体化は仕方がないと思いますが、立体化は建設コストがかかり過ぎなのではないか。最終手段として取るべき方法だと思う。

・施策の絞り込みにより、長期と短期施策に分類した取り組み。

・本計画は、別途基本となる各種計画との整合・調整の上、5年間という短期的な事業施策プログラムとして策定しています。

事業の提案

・金沢港に金沢駅からの五十メートル道路と能登有料道路を結ぶ橋(金沢港ブリッジ)を建設する。

・本計画は5年間というサイクルの中で実現可能な施策を対象としており、大規模な都市計画道路網の見直し等に関しては、別途の計画・構想または検討の場に委ねたいと考えています。

・加賀産業道路の終点の金沢市の四十万町からトンネル等で三子牛へ更に田上町から金沢大学へのルートの建設。

・東インター通り線の東山交差点から地下道やトンネルで卯辰山で地下道で山側外環状線に連結する街路の建設。

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5.交通改善目標の達成度評価方法

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6.交通改善目標の達成度評価と事業計画への反映

分類 計画に対するご意見 対応方針(事務局案)
計画推進体制の確立

・国・県・市が一体となって、交通円滑化の諸施策を行えば、計画の2年後・5年後はこうなることを時系列的に市民にわかり易くした方がよい。「実施推進協議会」(仮)を設け、進捗状況、目標達成状況を開示して、市民に安心を与え、協力が得られる体制づくりが必要だ。

・2市4町にまたがるので地域間の協力体制が不可欠。交通対策関係諸団体の連携も必要。TMAなど円滑化を推進する組織を県主導でスタートしては…

・本計画は、これまでのハード整備主体並びに各行政機関の連携が不十分であったとの反省にたち、ソフト施策の位置付けを行うとともに、国・県・2市・4町その他関連機関の総合的な協議調整を経て作成されたものです。

・今後のフォローについては各整備主体が責任を持って事業の推進に努めるほか、「金沢都市圏交通円滑化推進協議会(仮称)」を設置し、継続的に事業進捗状況等のチェックと連絡を密にしていく予定です。また、住民の方々のご理解、ご協力は不可欠であり、PR、情報公開等についてさらなる努力と検討を進めたいとも考えており、各方面・組織のご協力をお願いしたいと考えています。

・達成目標に関しては、分かりやすさを配慮しつつ掲げました。

・この度、作成された計画(素案)が現実に事業として達成可能に出来るのは首長さんの英知と決断に係っていると思います。この計画が住民に受け入れられる為には、どれだけ金沢都市圏内の住民ニーズを取り組んでなされているか。また、どれだけ住民の意識が反映されているかだと思います。ぜひ、計画倒れにならないように5年経過したら住民へ達成率、完成度の情報を公開発表していいただきたい。

・計画を市民レベルでも推進・バックアップする為に、市民会議的な市・町民によめ市民運動をもり上げられるような計画策定を。(金沢市に於ける「明日の金沢の交通を考える市民会議」のような組織を各市町村につくり、市民の関心を喚起し、強力を得る)

・事業展開についての十分なコンセンサス及びスピード感のある対応をお願いしたい。

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