流域の概要
神通川は、日本第3位の高峰である奥穂高岳(3,190m)を代表とする海抜3,000m級の峯が連なる北アルプスから水深-1,000mの富山湾に注ぎ込む120kmの距離を流れ下る急流河川です。
事業の沿革
北陸地方整備局は、約700万人が住む新潟県・富山県・石川県の全域、および岐阜県・長野県・福島県・山形県の一部を、魅力と活力のある地域にするため、29の事務所を設置し、このうち9事務所で砂防事業を実施しています。その中のひとつ、神通川水系砂防事務所は、大正3年8月に、宮川流域で発生した土石流災害を契機に、内務省により、大正8年から始まり80年以上の歴史があります。
| 年号 | 年度 | 事務所の歩み |
|---|---|---|
| 明治 | 43 | 岐阜県、富山県の両知事が飛騨一円の水害状況を視察 |
| 大正 | 3 | 土石流災害 死者36名 富山県知事:吉城郡等を富山県に編入し水系一貫した理想的治水政策を主張 |
| 8 | 神通川流域の直轄砂防事業開始(宮川流域の滝谷・小豆谷・桑谷) 内務省新潟土木出張所・坂下砂防工場設置 |
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| 9 | 内務省新潟土木出張所・船津砂防工場設置 高原川六郎谷で砂防事業開始 |
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| 昭和 | 7 | 六郎谷・滝谷・小豆谷・桑谷を県へ引き継ぐ 内務省新潟土木出張所・上宝砂防工事設置 足洗谷の砂防事業開始 |
| 8 | 岩坪谷の砂防事業開始 | |
| 24 | 上宝砂防工場が廃止となり、富山工事事務所上宝砂防出張所設置 | |
| 27 | 蒲田川本川の砂防事業開始 | |
| 29 | 建設省中部地方建設局神通川水系砂防工事事務所設置 外ヶ谷の砂防事業開始 |
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| 31 | 堰堤出張所を中出張所、調査出張所を栃尾出張所に名称変更 | |
| 33 | 建設省北陸地方建設局神通川水系砂防工事事務所となる 平湯川の砂防事業開始 |
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| 36 | 餌掛谷の砂防事業開始 | |
| 39 | 小鍋谷の砂防事業開始 | |
| 40 | 右俣谷の砂防事業開始 | |
| 46 | 左俣谷の砂防事業開始 | |
| 50 | トヤ谷の砂防事業開始 | |
| 53 | 滝谷の砂防事業開始 | |
| 54 | 中尾出張所廃止 調査課新設 |
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| 62 | 打保谷の砂防事業開始 | |
| 63 | 白谷の砂防事業開始 安房谷の砂防事業開始 |
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| 平成 | 元 | 活火山「焼岳」を対象に火山砂防事業開始 |
| 8 | 尻高谷の砂防事業開始 | |
| 12 | 国土交通省北陸地方整備局神通川水系砂防工事事務所となる 神通川水系直轄砂防事業80周年 |
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| 15 | 神通川水系砂防事務所となる | |
| 17 | 地獄平砂防えん堤完成式 | |
| 19 | 小洞谷の砂防事業開始 | |
| 20 | 調査課から調査・品質確保課へ組織改正 | |
| 22 | 岐阜県飛騨市神岡町殿1020番地4に庁舎を移転 |