→① 六郎谷では、昔は金銀の採掘が行われており、採掘時の選鉱排水を谷に流していたこともあって、当時は木も生えないような荒れた谷だったという。
→② 大正9年11月からこの谷の砂防工事が始まり、昭和2年までに28基の砂防えん堤ができた。現在は工場や病院が建つほどの安全な場所になっている。
→③ 当時は砂防えん堤のほとんどが石積みで造られ、今ではそれらのえん堤に土砂が貯まって、周辺やえん堤の上にまでアカシヤの木が生い茂り、注意しなければ砂防えん堤があるとは気づかないほど自然と一体化している。