掲載日 2011/11/9
高社山から千曲川を眺めました
随分昔の話ですが、秋分の日に中野市にある高社山に登りました。夜間瀬スキー場から登ったので、割とすぐに山頂に着きました。山頂からは千曲川に架かる古牧橋を眺められると思っておりましたが、高社山自身に遮られて見下ろすことができませんでした。
といいつつも、千曲川の5連続カーブの眺めはなかなかのものでした。この蛇行しているところは千曲川でも川幅が狭くなっている区間です。一方、手前を流れる夜間瀬川は高社山を中心に美しい弧を描いています。
上今井橋付近では、川幅を広げる工事が行われています。これにより、洪水を安全に流下させると同時に、掘削した土砂を別の箇所の築堤に活用します。数年後には上今井橋あたりの千曲川が高社山からは若干太く見えるはずです。
山頂からは飯山市街地も眺めることができます。北陸新幹線は高社山の中を通過するのですが、直線的に貫通しているのではなく、山の中で緩やかにカーブしていることが山頂の眺望から推測できます。
さて、後日古牧橋を見下ろすべく、山頂ではない峰を目指して、赤岩の谷厳寺脇から登ってみたのですが、地形図に載っている道が見つかりませんでした。コンパスの使い方を勉強しなければいけないようです。
さらに日を改めて、今度は高社山の西側に位置する柳沢から再び古牧橋に近い峰を目指しました。この登り口には不動滝などの案内看板もあり、江戸彼岸という桜の巨木がたたずんでいいました。道に迷い、道なき急斜面を登って行きましたが、滑落しそうになったり熊の寝床らしきものを発見したりして恐怖感に襲われたため撤退しました。木々の間から少しだけ古牧橋が覗けましたが、もっと上から眺めたく、あきらめがつきません。
そして先日11月5日に、再び柳沢から今度は登山道をたどって、ついに古牧橋を見下ろすポイントにたどりつきました。あいにくこの日は靄がかかっており、赤い鉄橋をくっきりと見ることができませんでしたが、古牧集落を囲む輪中堤が確認できましたし、道中は紅葉や落ち葉の絨毯を楽しめました。ただ、そこらじゅうに獣の足跡がいくつもあり、間違いなく熊が生活しているエリアでしょう。
高社山は広大でいくつもの峰があります。今回登った峰の名前はわかりませんが、地元では呼び名があるかもしれません。空気の澄んだ日に是非また登ってみたいルートです。
(調査課 大倉)
といいつつも、千曲川の5連続カーブの眺めはなかなかのものでした。この蛇行しているところは千曲川でも川幅が狭くなっている区間です。一方、手前を流れる夜間瀬川は高社山を中心に美しい弧を描いています。
![]() |
長野市方面 |
上今井橋付近では、川幅を広げる工事が行われています。これにより、洪水を安全に流下させると同時に、掘削した土砂を別の箇所の築堤に活用します。数年後には上今井橋あたりの千曲川が高社山からは若干太く見えるはずです。
![]() |
河道掘削予定ライン |
山頂からは飯山市街地も眺めることができます。北陸新幹線は高社山の中を通過するのですが、直線的に貫通しているのではなく、山の中で緩やかにカーブしていることが山頂の眺望から推測できます。
![]() |
飯山市方面 |
さて、後日古牧橋を見下ろすべく、山頂ではない峰を目指して、赤岩の谷厳寺脇から登ってみたのですが、地形図に載っている道が見つかりませんでした。コンパスの使い方を勉強しなければいけないようです。
![]() |
![]() |
立ヶ花橋と高社山 | 古牧橋と高社山 |
さらに日を改めて、今度は高社山の西側に位置する柳沢から再び古牧橋に近い峰を目指しました。この登り口には不動滝などの案内看板もあり、江戸彼岸という桜の巨木がたたずんでいいました。道に迷い、道なき急斜面を登って行きましたが、滑落しそうになったり熊の寝床らしきものを発見したりして恐怖感に襲われたため撤退しました。木々の間から少しだけ古牧橋が覗けましたが、もっと上から眺めたく、あきらめがつきません。
![]() |
![]() |
柳沢のエドヒガン | 不動滝 |
そして先日11月5日に、再び柳沢から今度は登山道をたどって、ついに古牧橋を見下ろすポイントにたどりつきました。あいにくこの日は靄がかかっており、赤い鉄橋をくっきりと見ることができませんでしたが、古牧集落を囲む輪中堤が確認できましたし、道中は紅葉や落ち葉の絨毯を楽しめました。ただ、そこらじゅうに獣の足跡がいくつもあり、間違いなく熊が生活しているエリアでしょう。
![]() |
古牧橋方面を望む |
高社山は広大でいくつもの峰があります。今回登った峰の名前はわかりませんが、地元では呼び名があるかもしれません。空気の澄んだ日に是非また登ってみたいルートです。
(調査課 大倉)