雪国楽校応援隊通信 第1号

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城内小学校(7月12日)

城内小学校4年生が学校近くの宇田沢川の水などを使って水質調査を行いました。講師は元高校教師の荒川勝利さんです。
まず、宇田沢川へ水汲みに行きました。ちょうど雨模様だったため、雨の川を観察。1週間前の水生生物観察をした時よりも水量が多く、川の水はにごっていました。宇田沢川の水と比較するための学校田の水も汲んだ後、学校へ戻り実験開始です。
班に分かれ、川の水、田んぼの水、牛乳入りの水など6種類の水を調べました。最初は初めて使う実験道具に戸惑っていた児童たちですが、同じ薬品でも調べる水によってそれぞれ違う色に変わることにびっくりした様子です。
「水の汚れによって、そこに住む生き物が変わってきます。突然水質が変化するとそれに生物はついていけず、死んでしまいます。」と荒川さん。担任の先生からは「城内は自然がきれい、空気がきれいと言われるが、漠然としています。"僕たちの住む地域の川では、CODがこれくらいの数値が出るくらいきれい"と自慢できるよう、もっと調べていきましょう。」と夏休みに向けてのお話がありました。
(屋外で学習)

宇田沢川で、実験用の水を汲みました。児童に水温を計ってもらいました。

学校田の水を汲みます。田んぼにいる生物も発見しました。学校田の水温は川の水よりも高い温度でした。
(室内で学習)

教室に戻って、川の話のおさらいと水質実験を行います。

初めて使う実験道具に戸惑う児童たちに、荒川さんが丁寧に教えています。BTB液を使ってpHを調べているところです。