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(3)応急対策について

  • 事務局より、これまでに整備された排水ポンプ・緊急排水路の整備状況とともに、寺野地区と東竹沢地区における仮排水路の計画概要について説明があった。
  • 両地区の仮排水路計画は、河道閉塞箇所の表流水の越流による決壊を防止するために、融雪期における出水が流下可能となる断面を確保する計画である。詳細としては、排水路の法線計画、縦断計画、横断計画ならびに概略構造の案が提示された。
  • 東竹沢地区では、現在、仮排水路の掘削とともに、これまでの6台のポンプに2台追加して合計8台で排水している。今後はさらに4台追加して合計12台のポンプで排水する予定である。
〈委員のご意見〉
→現状において、融雪出水対策として越流防止を第一に排水路計画を設定し、掘削しているのは理解できるが、可能な限り早く水位を下げ、山古志村の水没を解消する計画と検討すること。また、これに対していつ解消できるか示すこと。
→現在ホースの末端部が崩落していることを踏まえ、緊急排水路の侵食防止とともに、下流端の落差がある部分での対策を行うことが重要である。縦断勾配を緩くしているが、崩落した部分では勾配をつけて、こうした下流端での落差を少なくした計画を検討すること。
→地すべり土塊での切土勾配はもっと緩くして(1:1.5程度)切土法面の侵食防止を図ること。
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