湯沢砂防女性モニターレポート 第3回見学会

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寺野地区

大規模な河道閉塞が起きた寺野地区。ここでは全部で3つの砂防えん堤を施工しています。地盤が悪かったため、セメントと土砂を混ぜて地盤を固める地盤改良を行ってから、えん堤の工事に取り掛かりました。南平地区の工事と同様に大量のコンクリートの供給が難しいため、鋼鉄製枠の中に土砂を詰めて砂防えん堤を造っています。

寺野地区の河導閉塞(2004年10月28日撮影)矢印部分:芋川がせき止められてダムの様になっています。

全国の土木関係の業者が芋川に集結しています。見学中も秋田ナンバーのダンプが土砂を運んできました。

モニターさんからは次々と質問が寄せられました。
*女性モニターアンケートより*
  • 土砂、水って思ったよりこわいものなんですね。その土砂を砂防えん堤を作るのに再利用をしている事も知りませんでした。
  • 県外からのトラックもあり、復興には様々な人たちが関わっていることを感じました。災害の復興現場に立ってみて、人が安心して暮らすためには、莫大なお金がかかるのだなと改めて思いました。必要だからつくるのでしょうが、ここまでしなければならない?という疑問もありました。
  • 土砂を魚沼市の大白川の方から運んでいる事は大変だと思った。まわりは90度のガケで、危険な場所で、工事を続けて下さっている事を感謝しました。
  • 芋川の水がたまってダムのようになっていることにびっくり。ダム工事しているの?と聞きたくなるような光景でした。