湯沢砂防女性モニターレポート 第3回見学会

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湯沢砂防事務所は女性モニターの皆さんと一緒に、より良い砂防について考えています。
10月27日金曜日、8名のモニターの方々に参加いただき、第3回見学会を行いました。今回は、中越地震の被害が激しかった芋川について、流域の被害状況や復旧工事の現況を見ていただきました。その上で、なかなか現場を見てもらうことが難しく、その役割を伝えにくい砂防事業について、一般の方々に向けてどのような情報発信をしてゆけばよいのかについて考えていただきました。
<位置図>
位置図
プログラム
9:00 湯沢砂防事務所出発
10:15 破間川出張所経由
11:00 楢木地区 護岸工事
11:20 南平地区 鋼製セル型砂防えん堤工事
11:40 寺野地区 鋼製枠を利用した砂防えん堤工事
13:00 破間川出張所着
13:20 意見交換会
14:20 終了〜湯沢砂防事務所戻り

未だに芋川の周辺では、いたるところで地震の爪跡が残っています。

芋川流域の砂防事業について

芋川は魚野川の支川で、流域は長岡市(旧山古志村)、魚沼市、小千谷市、川口町にまたがっています。この地域の地盤は、比較的新しい地層からなっており、非常に脆弱です。このため芋川流域では、中越地震により河道閉塞、斜面崩壊、地すべりが多数発生しました。
現在もなお大量の不安定な土砂が流域内にあります。今後の大雨によって発生する恐れのある土砂災害を防止し、芋川流域内及び下流域の安全を確保するため、湯沢砂防事務所では平成16年から11箇所の現場で、土砂災害を防ぐための砂防えん堤などの工事を進めています。