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報告
湯沢砂防女性モニターレポート第3回
平成15年10月10日
発行 湯沢砂防事務所
   
  湯沢町の「大源太川第1号砂防堰堤」はわが国の最初期に完成したアーチ式砂防えん堤で、今年7月、登録有形文化財として文化財登録原簿へ登録されました。これを受けて9月20日に開催された、「大源太川第1号砂防堰堤の文化財登録記念イベント」に2名の女性モニターの方に親子で参加していただきました。ご意見・ご感想をアンケートでいただきましたので報告します。

大源太川第1号砂防堰堤について

7月1日にこの砂防堰堤は有形文化財として登録されたことの感想
  • 先人の方が英知を集め、努力と苦労を重ね造りあげ形となり長い間その役目を果たし続けている姿は本当に美しい。いろいろなすばらしさが認められ登録が認められ喜ばしい。
  • 有形文化財という言葉を初めて聞いた。自然を大切に生かしながら、素晴らしい景観を創り出した当時の担当者の方々のご苦労が報われて喜ばしい。
これからの地域のためにこの砂防堰堤を活かすためのアイディア
  • 景観の素晴らしさをもっと広くピーアールする。観光客の誘致に利用する。
  • 例えば美しい砂防ダムの写真コンテストとかイラスト(絵)のコンテスト等開催する。
  • 郵政公社に働きかけて絵はがきまたは地方切手のデザインに取り入れてもらう。

文化財登録記念親子イベントについて

子供達の反応 その他の感想など
  • 開放的な雰囲気の中で(パン作り選択)とても楽しそうだった。自由時間も散策に励んでいた。
  • 楽しかったの一言。束縛されず、美味料理をいただき新しい友達ができ、リフレッシュしたようだ。
  • アーチ式堰堤は印象に残った様子だった。
  生きるために自然との共存がいかに大切であるかということを、これからも広く伝えていってほしい。(特に子供達に)
10月の予定

10月17日(金) 砂防工事現場の見学
時間:9:30〜12:30
場所:登川上流部の砂防えん堤工事現場など
内容:環境に配慮した新技術紹介など
モニターのみなさんには別途ご案内

10月25日(土) 第3回魚沼自然塾
時間:13:00〜16:00頃
場所:大和町 水無川周辺
内容:渓流ウォーキング・
地場産業の話 ほか
10/7頃、参加要領と出欠葉書を郵送します。また、10/12(日)新潟日報本紙に広告掲載して一般募集も行います。
湯沢砂防事務所より
 水と緑に包まれた風景、石積みの古いアーチ式えん堤。美しさだけが第1印象に残る大源太キャニオンですが、砂防えん堤は昭和10年の魚沼大水害から下流の湯沢町を守るために建設された砂防施設の一つです。物資の乏しい時代、最小限の材料で最大限の強度を発揮する工法で造られています。
 災害を忘れず備える決意、そして地域に大きな財産を残してくれた先人の苦労と心意気への敬意を込め、登録銘板をモニュメントにして希望大橋のたもとに設置しました。
 この砂防えん堤周辺を普段は憩いの場所として、万一の時は命とくらしを守るために機能を発揮する重要な砂防空間として、地域のみなさまとともに守って行きたいと考えています。
 アンケートで砂防えん堤を活かすアイディアやメッセージをいただき、ありがとうございました。参考とさせていただきます。
お問い合わせ:湯沢砂防事務所調査課 025-784-2073