掲載日:2017年7月21日

糸魚川市立大野小学校4年生の皆さんと一緒に
姫川水生生物調査を実施しました

平成29年7月18日(火)8:45~11:30に糸魚川市立大野小学校4年生の皆さん(生徒14名、先生1名)と一緒に姫川大野地先にて水生生物調査を実施しました。
まず、調査前に、「水難事故に遭わないための注意点」、「大野小学校の近くで起きた洪水」、「洪水から町を守るための河川管理の大切さ」などについて講義を行いました。  調査は2班に分かれて実施し、姫川の流速や河川水の透視度、パックテスト(簡易検査)を使ってpH・CODを調べたほか、生息する水生生物の種類と、その生物の好む水質から水のきれいさを判定しました。
調査結果ですが、透視度、pH、CODともに良好な結果で、水生生物は、きれいな水を好むカワゲラ、ナガレトビケラ、ヒラタカゲロウなど多くの生き物が採集され、普段の姫川の河川水が「見た目、テストの数値、生き物」から、とてもきれいであることが分かりました。
最後は、大野緊急資材倉庫を見学し、水防活動の大切さについて学んでもらいました。

講義の風景
大野緊急資材倉庫見学の様子
水生生物調査の様子
水質調査(透視度計測)の様子

●実施内容:平成29年7月18日(火) 8:45~11:30(移動時間を含む)

講座(20分): 写真パネルを用いた講義
・水難事故に遭わないための注意点、大野小学校近くで起きた洪水、洪水から町を守るための川の管理などについて、学んでもらいました。
体験(100分): 水質調査、水生生物調査
・流速と透視度の計測、簡易検査キット(パックテスト)を用いたpH、COD値の調査、水生生物の採集と生物の種類と好む水質から水のきれいさの判定を行いました。
見学(20分): 緊急資材倉庫の見学と水防活動についての講義
講義の様子

水難事故に遭わないための注意点について学習しました。

流速計測の様子

ピンポン玉が5mの距離を流れる時間をストップウォッチで計測しました。

透視度計測の様子

河川水を入れた透視度計を上からのぞき、水の濁り具合を調べました。

パックテストの様子

簡易検査キットを用いて、河川水の水質を調べました。

水生生物調査の様子(1)

タモ網を使って生き物を採集しました。

水生生物調査の様子(2)

びくを使って生き物を観察・採集しました。

水生生物調査の様子(3)

判定下敷きを使い、採集した生き物の好む水質からきれいさを判定しました。

調査結果発表の様子

カワゲラやヒラタカゲロウなどきれいな水を好む生き物が多くいました。

大野緊急資材倉庫見学の様子

緊急資材倉庫を見学するとともに、水防活動の大切さについて学習しました。