掲載日:2016年12月8日

大雪に備え「上越消流雪用水導入施設」の試運転を行いました

上越市東城町にある「上越消流雪用水機場」にて、高田河川国道事務所、上越市、委託操作員で、12月7日(水)に「上越消流雪用水導入施設」の今冬の運転計画の確認とポンプの試運転を実施しました。

「上越消流雪用水導入施設」は、上越市内の一斉雪下ろし時に雪捨て場となる高田公園外堀に関川の河川水を導水し、効率的に融雪することで、市内の除排雪の円滑化をはかるとともに、関川への投雪量を減少させることで融雪洪水時の危険を軽減させ、冬期に安全で快適な生活を営むことができるよう整備したものです。また、この施設の稼働にさいしては高田河川国道事務所と上越市が連携します。

当日は、高田河川国道事務所より、H28年度消流雪用水の運用方針についての説明に続き、保守点検業者の(株)荏原製作所による操作説明の後、委託操作員である髙田利水施設管理組合の皆さんがポンプの試運転を実施し、髙田公園南堀への放流状況を確認しました。

説明会終了後、参加者全員で放流施設と投雪場所の髙田公園南堀から各堀間の樋管箇所及び水戸の川を巡視し、各施設の状況や問題点がないか確認しました。

この施設は、H18、H22、H23、H24の豪雪時に行われた上越市高田地区の一斉雪下ろしの雪捨て場として活用され、市街地の雪処理に大きな効果を発揮しました。 今冬も万全の体制で備えます。