掲載日:2016年9月15日

緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)が
岩泉町道の被災状況調査を終え帰還

高田河川国道事務所から緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)として岩手県下閉伊郡岩泉町に派遣していた隊員5名が、町道の被災状況調査を終え、9月14日 事務所に無事帰還しました。

台風10号で道路が寸断され多くの孤立集落が発生した岩手県下閉伊郡岩泉町において、迅速な道路復旧を行うため、東北、関東、北陸、中部及び近畿地方整備局のTEC-FORCEが共同して、道路の被災状況調査などの活動を行っています。
岩泉町内でのTEC-FORCE活動は、8月31日に開始され、初期は人命優先の観点から、孤立集落の状況確認、孤立集落へのアクセス道路の状況調査を実施し、9月5日に確認作業を完了しています。
9月6日からは、岩泉町道の被災状況調査に移行し、町道287路線、延長318kmを各地方整備局のTEC-FORECE各班で、地区、路線を分担し、調査を実施、概ね9月15日までに調査を完了する予定としています。

帰還式で村下事務所長は、「当事務所からTEC-FORCEが派遣されてから、テレビ報道等でも岩手県岩泉町の厳しい状況が報道されており、苦労がたくさんあったものと思われます。まずは体をしっかりと休めて下さい。本当にお疲れさまでした。」と労いの言葉がありました。

宮島班長(総括保全対策官)からは、「先週7日から本日14日までの8日間、岩手県下閉伊郡岩泉町で道路の被災状況調査を実施してきました。当班は、町道1路線、約7km、橋梁7橋梁の調査を担当しました。
北陸地方整備局のTEC-FORCEとしては、路線数の約10%、道路延長の約20%を担当しており、当班と交替で現地に入った第3陣が明日(15日)で調査を完了し、16日には岩泉町長に調査結果を報告すると聞いています。今般、高田班5名が現地での調査を終え、無事に帰還できたのも、皆様のおかげだと感謝しております。大変ありがとうございました。」との活動報告がありました。

本活動の成果が現地の道路復旧に役立てられ、岩泉町の1日も早い復旧、復興が図られることを祈念いたします。

慰労の言葉を述べる村下事務所長
活動報告を行う高田道路調査