はじめに

第1章
新潟県中越地震の概要
第2章
北陸地方整備局所管施設
等の被害及び応急復旧状況
第3章
様々な支援の取り組み
第4章
北陸地方整備局所管施設
等の本復旧及び復興
第5章
地震発生後の動き
第6章
地域への情報提供
第7章
参考資料



国土交通省
北陸地方整備局


第6章 地域への情報提供

第2節/道路情報
1.本局における情報提供
2.長岡国道事務所における情報提供

2  長岡国道事務所における情報提供
 新潟県中越地震によって新潟県と首都圏を結ぶ国道17号は被災し、全面通行止めとなった。懸命の復旧活動によって国道17号の全面通行止めは11月2日に解消されたが、復旧工事のために通行規制を実施することとなり、加えて関越自動車道や上越新幹線が被災した影響もあって、国道17号をはじめ県内の主要幹線道路は各所で大渋滞が発生した。

図6-2-3 国道17号の被災概要
図6-2-3 国道17号の被災概要


 そのため、道路利用者への道路交通情報の提供が急務となり、道路情報板やホームページ、さらには新たに「中越地震道路情報」として携帯電話による情報提供を行った。
 情報提供に関する取り組みの概要は次のとおりである。
○渋滞中の車両への携帯電話による情報提供(コンテンツ新設)(図6-2-4 参照)
・アクセスをより手軽にするための新ドメイン http://7459.jp の取得
・携帯電話サイトを知ってもらうために案内看板50枚を沿線に設置(図6-2-5参照)
○情報発信を早期に立ち上げるため、既設サイトを活用(図6-2-6参照)
○新潟県警の協力のもと、渋滞情報(延長など)の提供を開始(事務所初)
○渋滞状況の収集強化のためにCCTVを増設
○カウントダウン看板によるイライラ防止(図6-2-7参照)

図6-2-4 携帯電話による情報提供
図6-2-4 携帯電話による情報提供


図6-2-5 携帯電話サイトの告知看板と設置場所
図6-2-5 携帯電話サイトの告知看板と設置場所


図6-2-6 既設サイトでの最新情報の発信
図6-2-6 既設サイトでの最新情報の発信


図6-2-7 カウントダウン看板( 2 km毎)
図6-2-7 カウントダウン看板( 2 km毎)

 11月1日より情報提供を開始し、翌2日にはアクセス数が4,500件近くに達した(図6-2-8参照)。地震の混乱が落ち着いた12月になっても1日に1,000件近いアクセスがあるなど、道路情報の入手媒体として広く認知された。

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図6-2-8 道路情報へのアクセス数の推移
図6-2-8 道路情報へのアクセス数の推移

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