はじめに

第1章
新潟県中越地震の概要
第2章
北陸地方整備局所管施設
等の被害及び応急復旧状況
第3章
様々な支援の取り組み
第4章
北陸地方整備局所管施設
等の本復旧及び復興
第5章
地震発生後の動き
第6章
地域への情報提供
第7章
参考資料



国土交通省
北陸地方整備局


第5章 地震発生後の動き

第2節/支部間等応援
1  応援の概要
 緊急対策及び災害復旧を迅速に行うため、所管する国道8号、17号、116号で道路が寸断した長岡国道事務所、河川堤防等が損壊した信濃川河川事務所、芋川の河道閉塞対策を担当する湯沢砂防事務所に対して応援職員を派遣した。被災概要が判明した10月24日から芋川河道閉塞対策の緊急対策が進捗した12月26日まで、21事務所から延べ720名による応援活動が行われた。また、自治体に対し本局及び14事務所から延べ750名が応援活動を行った。

2  発災直後の応援
 直轄国道が管内各地で寸断した長岡国道事務所に、翌日の10月24日から11月1日まで16事務所から延べ247名の応援職員を派遣した。
 主な応援業務は、直轄国道の交通規制であった。

3  災害復旧の応援
 災害復旧を速やかに実施するため、長岡国道及び信濃川河川事務所に応援職員を派遣した。
 主な応援業務は、災害復旧の設計積算であった。
 11月1日から11月26日まで、長岡国道事務所に対しては道路関係の6事務所から延べ96名の職員が、信濃川河川事務所に対しては河川関係の16事務所から延べ131名の職員が応援を行った。

4  緊急対策の応援
 芋川河道閉塞対策を担当することになった湯沢砂防事務所に対し、11月5日から12月26日まで15事務所から延べ246名の応援職員を派遣した。
 主な応援業務は、現地応援、排水ポンプ等の機械担当、設計積算であった。

5  自治体に対する応援
 市町村道の災害緊急調査(10月31日〜11月3日)、市町村の災害復旧に係る作業の支援(11月8日〜12月10日)、土砂災害危険箇所等緊急点検調査(10月27日〜10月31日)に対して、本局・事務所の職員が応援を行った。

(延べ人数)
表5-2-1 応援職員の派遣内訳
信濃川河川 長岡国道 湯沢砂防 自治体
災害復旧 応急対策 災害復旧 緊急対策 市町村道の
災害緊急調査
災害復旧に係る
作業支援
土砂災害危険箇所等
緊急点検調査
本  局 86
高田河川国道 10 60 15 8 32 20
羽越河川国道 5 20 20 30 40
信濃川河川 7
信濃川下流河川 5 34
阿賀野川河川 15 2 15 13
湯沢砂防 3
新潟国道 42 20 9 48 100
富山河川国道 5 38 23 21 18 80
黒部河川 5 4 15
立山砂防 5 6 25 32
利賀ダム工事 12 10 5
金沢河川国道 10 32 23 18 9 60 12
飯豊山系砂防 5 2 11 16
横川ダム工事 5 6 17 20
阿賀川河川 12 4 15
千曲川河川 22 16
松本砂防 5 6 21 32
神通川水系砂防 5 6 7 32
三国川ダム管理 14
大町ダム管理 4
北陸技術 5 4 36 25
合  計 131 247 96 246 223 390 137
※本局は主務部を除く

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